「マハロ」の意味とは?ハワイ語の挨拶を覚えよう!
街のあちらこちらで見掛ける「Aloha」の文字。a・l・o・h・aの一文字ずつに意味があるんです
ハワイの公用語であるハワイ語
宣教師たちの住居を残したミッションハウス・ミュージアム。ここでハワイ語をアルファベッドに置き換え、聖書などを印刷していた
英語とならび、ハワイ語がハワイ州の公用語として制定されたのは1978年。その後は、自分たちの言語を後世に残そうと、多くの人々が言語の研究を行い、ハワイ語教育に取り組んでいます。
発音は簡単! ハワイ語はローマ字読みでOK
「WAIALAE」は、そのままローマ字読みで「ワイアラエ」
基本的にローマ字読みと同じなのですが、w行のみ、wu・woは「w」、we・wiは「v」で発音。waとwで始まる語は、wとvの両方に発音されます。例えば、「Hawai'i」はハワイ、または、ハヴァイ。オキナが付いているので、ハワイィ、ハヴァイィといった感じなのですが、オキナとカハコウについては、ハワイの看板やガイドブックでも省略されていることがあるので、あまり気にせず、そのままローマ字読みで大丈夫です。
「アロハ」「マハロ」のあいさつからはじめる!他の言葉も紹介
Mele kalikimaka(メレ・カリキマカ)は、ハワイ語でメリー・クリスマスの意味
実は、Alohaとは「alo」と「ha」の二つの言葉からなり、「正面に向き合って息をする」という意味があるそう。さらに、A=akahai (寛大)、L=lokahi (調和)、O=oluolu (喜び)、H=haahaa (謙遜)、A=ahonui (忍耐)と、アルファベット1つ1つに意味を持つという奥深い言葉なのです。
<あいさつでよく使われるハワイ語>
- Aloha(アロハ):こんにちは、さようなら、やぁ、愛しています、愛
- Mahalo(マハロ):ありがとう
- E komo mai(エ・コモ・マイ):ようこそ
- Hauoli makahiki hou(ハウオリ・マカヒキ・ホウ):あけましておめでとう
- Mele kalikimaka(メレ・カリキマカ):メリー・クリスマス
人を表すハワイ語がトイレの入口に!「カネ」「ワヒネ」
ハワイのレストルーム。WAHINEが女性、KANEが男性
ホノルル動物園の子供向けふれあい動物コーナー「ケイキ・ズー」。ケイキは子供のこと
ハワイ現地では常識?! 方角の意味を示すハワイ語
海と山に挟まれたワイキキの街。海側はマカイ、山側はマウカ、画像左側がエヴァサイド、右側がダイヤモンドヘッドサイド
2棟建てのホテルやコンドミニアムでは、海側に建つ棟をマカイタワー、山側をマウカタワーと呼ぶところも。アラモアナセンターでは、通路を挟んで海側はマカイサイド、山側はマウカサイド。アラモアナビーチ側に位置するフードコートの名前は「マカイ・マーケット」ですし、ショップの位置を「2階エヴァウィングのマカイサイド」などと説明することがあります。
昔の景色が想像できるハワイ語の地名
天国(lani)の海(kai)の名前を持つオアフ島東海岸のラニカイビーチ
例えば、ワイキキは「湧き出る(kiki)水(wai)」という意味の通り、200年前にはタロイモ畑が広がる湿地帯でした。「海(moana)の道(ala)」という意味のアラモアナには、東西約1キロメートルの美しいビーチが続いています。ちなみに、ワイキキのカラカウア通り、クヒオ通り、カピオラニ通りなど大通りには、王族の名前が多く付けられています。
<おもなハワイ語地名の意味>
- Honolulu(ホノルル):守られた(lulu)入江(hono)
- Hanauma(ハナウマ):曲線状(uma)の湾(hana)
- Kailua(カイルア):2つ(lua)の海(kai)
- Lanikai(ラニカイ):天国(lani)の海(kai)
- Haleiwa(ハレイワ):軍艦鳥(iwa)の館(hale)
- Waimea(ワイメア):赤茶(mea)の水(wai)
レストランで見かけるハワイ語
ono(オノ)は美味しいの意味
<料理・食材に関するおもなハワイ語>
- ono(オノ):美味しい
- luau(ルアウ):ハワイ古来の祝宴 →現在は伝統料理とフラが楽しめるエンターテイメントとして開催
- hale aina(ハレアイナ):レストラン、料理店 →「ハレアイナ・アワード」ハワイで最も権威のあるレストラン賞
- pupu(ププ):前菜、おつまみ
- ahi(アヒ):マグロ
- aku(アク):カツオ
- mahimahi(マヒマヒ):シイラ
- lilikoi(リリコイ):パッションフルーツ
- kope(コペ):コーヒー
ハワイ伝統料理も覚えておこう
ハワイアンフードの一部。上/左からポイ、ロミロミサーモン、カルアピック、ハウピア 中央/ラウラウ
フードランド・ファームズの量り売りポキ
<代表的なハワイ伝統料理>
- poi(ポイ):古代ハワイアンの主食。タロ芋を蒸して練りつぶし発酵させたもの。ペースト状でヨーグルトのような酸味がある
- poke(ポキ、ポケ):マグロの刺身やゆでタコなどのシーフードをハワイ産の塩、海藻、ネギ、タマネギと混ぜ合わせたハワイ風の「ヅケ」。現在では醤油、ゴマ油、ピリ辛のスパイスでアレンジしたものも
- kalua pig(カルアピッグ):たっぷりの塩をまぶした豚肉を魔除けや防腐作用があるというティの葉に包んで蒸し焼きにし、細かくさいたもの
- laulau(ラウラウ):豚肉や鶏肉をタロとティの葉で二重に包んだ蒸し焼き
- haupia(ハウピア):ココナッツミルクに砂糖を混ぜ、ゼラチンで固めたプリンのようなデザート
よく聞くハワイ語20選!
天国の館という名前を持つハレクラニ
<よく聞くハワイ語20選>
- alii(アリイ):王様
- hale(ハレ):家、館 →名門ホテル「ハレクラニ」とは天国の館の意味
- hana hou(ハナホウ):アンコール
- heiau(ヘイアウ):神々を祀った古代ハワイの神殿
- hoku(ホク):星
- holoholo(ホロホロ):ぶらぶら歩く、散歩
- honu(ホヌ):ウミガメ
- hoolaulea(ホオラウレア):パーティ、祝宴 →現在は歩行者天国で行うイベントを指す
- hula(フラ):ハワイ伝統の踊り →フラ・カヒコ:古典フラ、フラ・アウアナ:現代フラの2種類がある
- kapu(カプ):タブー、禁止
- lanai(ラナイ):バルコニー
- lani(ラニ):天国
- lei(レイ):花や葉、木の実を繋いだハワイ伝統の首飾り
- lomilomi(ロミロミ):揉む、ハワイ伝統のマッサージ
- mana(マナ):魂、霊力
- mele(メレ):歌、詩
- moana(モアナ):海、大海
- nani(ナニ):美しい
- olioli(オリオリ):楽しい →某旅行社運行のトロリー名にも使用
- pikake(ピカケ):ジャスミンの花
ワイキキでハワイ語探しをしよう!
MAHALO(マハロ)=ありがとうの意味
カラカウア通りの隠れハワイ語をチェック!
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