工法が決まると依頼先も決まってしまう
住宅展示場などを見てハウスメーカーのつくった建物が気に入れば、設計・施工一体の体制でそのメーカーに依頼するしかありません。そうなると選択肢は2×4工法やプレハブ工法になります。自分のオリジナルな建物をつくりたいのであれば、工務店や建築家にお願いすることになります。知人がいればよいのですが、誰もいない場合は、ネットや雑誌、紹介などで見つけていきます。自分たちの要望をかなえてくれそうな工務店や建築家に出会うことは決して容易ではないでしょう。中には、何から何まですべてまとめてやってくれる住宅メーカーを選ぶ建て主もいます。
ガイド佐川のワンポイントアドバイス-本当の注文住宅とは
新聞やチラシ等に“注文住宅設計施工”という活字を見ることがあります。注文住宅とは一切何も決まっておらず、建て主とひとつずつ相談し、時には意見をぶつけ合いながらともにつくっていくものです。しかし、時に大まかな仕上材等が決まっていて、大枠の中で選んでいく注文住宅ということもあります。工法の違いというものは、家のつくり方ばかりではなくそのプロセスや職人との関わり方すべて違うということも合せて知っておいて下さい。
設計:(株)佐川旭建築研究所