旅館の朝食には虫が出た
北尾トロから聞いていたので、竹松旅館の朝食に虫が出ることは聞いていた。ひとつはイナゴである。もうひとつは蜂の子。北尾トロもひとつかふたつはつまむものの、全部は食べないのだそうだ。そこで、「虫を出すくらいなら、漬け物を大盛りにしてくれたほうがいい」と言うだが、それでも主は虫料理を出してくるのだと言っていた。
さすがに僕も虫は完食できなかったのだが、あとから調べてわかったのは、虫の料理はこのあたりで昔から食べられていた郷土料理なのだそうだ。この宿の御主人が虫料理を出し続ける理由がよくわかった。にしても、この画像以外にも味噌汁やらシメジとホタテのホイル焼きなどがあって、実においしい。そして米の飯も旨い。たくさん食べてしまった。
高遠城址公園へ
旅館をチェックアウトして、高遠城址公園まで歩いてみることにした。本当は「高遠歴史散歩」というのに参加したかったのだが、この日は中止ということだった。この高遠城址公園は桜が有名で、春には多くのお客さんが訪れるようだ。本日、お客さんはほどんどいない。
案内板に「絵島囲み屋敷」というのがあるので、そちらに進む。あの大奥の絵島は事件後、高遠に流されたのだそうだ。その屋敷が高遠町歴史博物館に復元されているとのことだったが、なんと休館日であった。というわけで、再び高遠町の中心部へ戻る。お昼時だが、さすがに今日は平日ということで、昨日に比べて歩いている人の数はかなり減った。
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