Audi(アウディ)/アウディの車種情報・試乗レビュー

完璧すぎるサイボーグカー、アウディRS5(2ページ目)

美しいクーペラインをもつA5をベースに、アウディのハイパフォーマンスモデルを手がけるクワトロ社が仕立てたRS5。R8のV8モデルより30ps上回る最高出力450psを発生するV8エンジンを搭載しながら、誰でも不安なくがんがん走らせられる、完璧すぎる“サイボーグカー”です。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

R8にも匹敵する加速力、まさに“クワトロ社仕立て”

アウディRS5

最高出力450ps/最大トルク430Nmを発生する4.2リッターV8FSIエンジンは、熟練工が1基づつ手作業で組みあげたもの。ツインクラッチギアボックスの7速Sトロニックが組み合わせられた。0-100km/h加速は4.6秒、直噴技術やエネルギー回生システムなどにより10・15モード燃費は7.8km/lとなる

とにかくクワトロ社の連中は、いつも恐ろしいまでの執着心で高性能モデルを仕立てあげてくる。RS系はS系(ノーマルモデルと同じラインで組み立てられる)とは全く違うモデルで、アウディのクールイメージで乗ると火傷するだろう。クワトロ社が“造っている”わけで、同時に何種類も生産できない。RS6が終わったから、このRS5に着手したのだった。ちなみにR8もクワトロ社の担当である。

RS5の心臓部には、そのR8も真っ青の直噴4.2リッターV8エンジンが積まれている。パワー表示は450psと大幅にR8のV8を上回っており、実際、その加速力は同等と言っていい。

ハイパフォーマンスを支える注目のアイテムも多い。例えばクワトロ4WDは新世代のクラウンギア式センターデフタイプで、従来のトルセン式に比べてシンプル、つまりは軽量化できた。さらに、アウディでは初めて、V8エンジンにツインクラッチシステムの2ペダルトランスミッションを組み合わせているのもニュースだ。これらは、今後のアウディラインナップに影響を与えるアイテムでもある。

スタイリングはどうだろうか。個人的にはノーマルの、絶妙なサイドキャラクターラインの美しさが、かすかに張り出したフェンダーとサイドスカートの“重み”ですっかり目立たなくなってしまったのが残念。マッスルな力強さは認めるが……。

RSモデルとしては貴重なフル4シータークーペモデルだ。パフォーマンスの高さと稀少性を考え合わせれば、1200万円超の価格も十分、納得できる。

アウディRS5

カーボンパネルやピアノブラックのメータートリムなどでスポーティさを演出したインテリア。バング&オルフセンサウンドシステムも標準で備わる

アウディRS5

シルクナッパレザーを使用した専用デザインのシートが備わる。ロックグレー色でパイピングされ、ブラックとパールシルバーから選択できる

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