脂質異常症の原因
脂質異常症は、大きく2つに分類されます。喫煙も高脂血症のリスクを高めます。 |
このタイプはまれで、多くは、遺伝的な脂肪代謝障害が原因です。
■生活習慣
食生活(高カロリー、高脂肪食)
運動不足・喫煙などの影響
他にも、
甲状腺、代謝異常、腎疾患などの病気や、加齢からくる女性ホルモン減少、薬物(ステロイドホルモン、経口避妊薬、アルコール等)が原因の場合もあります。
脂質異常症と食事の関わり
年々脂質異常症が増加している原因のうち、二次的なものの一つとしてあげられるのが食習慣で、高度経済成長期からの食生活の欧米化です。昭和30年から平成10年の間に、エネルギー摂取量における脂質の割合がどんどん伸びています。脂質の中でも、特にバターや肉類などの動物性脂肪(飽和脂肪酸)の摂取量が増えたことで、中性脂肪値や善玉コレステロールが減っている要因だと見られています。■エネルギーの栄養素別摂取構成割合の変化
年 | 昭和30年(1955 | 昭和53年(1978) | 平成10年(1998) |
たんぱく質 | 13.3% | 14.8% | 16.0% |
脂 質 | 8.7% | 22.7% | 26.3% |
糖 質 | 78.0% | 62.5% | 57.7% |
脂肪酸については、以前の記事でまとめていますので、ご参考にご覧下さい。
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