では善玉菌を増やして、腸内環境をよくするためには、何を食べたらよいのでしょうか?
腸内環境が悪く、善玉菌より悪玉菌が多いとバリア機能が弱まり、細菌への感染を起こしやすくなってしまいます。できるだけ免疫力を高めて感染しないような強いカラダにするためには、次の4つの成分がおすすめです。
●食物繊維
食物繊維には、腸内の有害物質を体外に排出する働きがあります。善玉菌のエサにもなります。ゴボウ、サツマイモなどに多く含まれています。
豊富に含まれる根野菜、豆類、芋類、玄米、ふすまなどの未精製穀類などを多くとるようにしましょう。
●オリゴ糖
善玉菌であるビフィズス菌が最も好む糖類で、ビフィズス菌はオリゴ糖を餌にして増えるので、腸内環境がよくなります。
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●乳酸菌
ビフィズス菌や乳酸菌を直接摂取できる、腸に届くという機能性食品の認定を受けたヨーグルト製品なども出ていますね。
乳酸菌と言うと、ヨーグルトと思いがちですが、伝統食である納豆や、伝統手製法で漬けられたぬか漬け、また韓国のキムチなども、乳酸菌などが豊富に含まれています。
腸内環境を整えることは、食中毒予防だけではなく、生活習慣病予防などにもつながりますので健康の要と言えそうです。
以前腸内環境が健康にどうかかわるか、またおすすめの食品については「お漬け物でプロバイオティクス」でもご紹介していますので、ご参考に。
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