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一人暮らしの電子レンジ選び(2ページ目)

一人暮らしを始めるときに、まず揃えておきたい電子レンジ。種類や機能が増え、価格差も広がり、どれを選んだらいいのか、わかりにくい家電のひとつです。一人暮らしのための選び方を紹介します。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

電子レンジの種類を知ろう

オーブンレンジ
電子レンジの使い方次第で、一人暮らしの料理は幅が広がります。 どのように使いたいか考えながら選びましょう
一言で“電子レンジ”とは言いますが、最近は加熱の仕方などの違いで、機能や価格に差が出てきています。

■単機能レンジ
いわゆる温めるだけのレンジで、1万円以下~という手頃な価格で購入することができます。この種類でできるのは、出力レベル(温めるパワー)の強弱の変更。それによって、「解凍」「温める」「炊く」「煮る」ことはできますが、「焼く」ことはできません。

コンビニ弁当やお惣菜、冷凍食品を温めるといったシンプルな機能だけが必要ならば、おすすめ。「毎朝トーストを食べる」「たまにだけれども、料理はしたい」と考えているならば、オーブンレンジの方がいいでしょう。なお、キッチンコンロに魚焼きグリルがついている場合は、電子レンジのトースターやオーブン、グリル機能にかなり代用することができます。

■オーブンレンジ
自炊生活を基本としたい一人暮らしなら、オーブンレンジは必須です。単機能レンジにはなかったトースター・オーブン・グリルがついており、パンをトーストしたり、魚や肉を焼いたり、ケーキやクッキーなどのお菓子作りもできます。価格は1万2千円程度~。

一般的に、現在一人暮らし向け家電として発売されているものや、その他の家電とセット売りされているものは、この種類が多いようです。機能や値段から考えると、現在のところはオーブンレンジが一人暮らしに最も手頃なところかと思います。

■スチーム(ウォーター)オーブンレンジ
ファミリー向けでは主流となっているスチームオーブンレンジ。料理をラップなしで温めるとパサパサになったり固くなったりしてしまいましたが、スチーム機能があると、しっとりと柔らかく温まります。また、魚や肉を焼くときに、中に含まれる油や塩分を落として、ヘルシーに仕上げてくれるものも。

美味しさと健康の両面から優秀ですが、その分値段も高くなり、3万円前後~。高機能なものであればあるほど高くなるので、値段に幅があります。また、オーブンレンジと同じ容量でもやや大きめになるので、一人暮らしの場合は置けるスペースが確保できるか、きちんと確認した方がいいでしょう。料理にこだわりのある人にはおすすめです。

■トースター
電子レンジとは異なりますが、それに似たものにトースターがあります。「焼く」機能を備えたオーブントースターや、シンプルにパンを焼くだけのポップアップトースターも。パン好きの人にとっては電子レンジで焼いたパンは「美味しくない」という声もあり、あえてトースターを買うこともあるようです。電子レンジの主たる機能である「温める」ことができないため、電子レンジの代用にはなりませんが、トーストにこだわりがある人には便利です。5000円前後~。


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