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犬用サプリメントの選び方(2ページ目)

愛犬の健康を気づかう時、食事の他に気になるのがサプリメント。最近ではその数も随分と増えてきましたね。そもそもサプリメントは必要なのでしょうか? 使う時にはどんなところに気をつけたらいいのでしょう?

大塚 良重

執筆者:大塚 良重

犬ガイド


サプリメントを使う時の注意点

元気満々!
サプリメントの効果がうまく出れば、健康を維持したり、症状を改善することもできる。
犬用サプリメントにもいろいろな種類があり、選ぶのも迷ってしまうほどです。手当たり次第に手を伸ばしてみたくもなりますが、ちょっと待ってください。サプリメント使う時に気をつけたいことがあります。

愛犬にとって本当に必要かを考え、必要なものを与える
被毛が美しくなるように、関節のために、目にいいようにと、あれやこれやサプリメントを与えたりしていませんか? 栄養素を補うものでありながら、カルシウムや脂溶性ビタミンなど、ある栄養素が突出して偏ってしまうことで過剰症のような弊害を呼んでしまうこともあります。体によかれと思ったものが弊害を呼んでしまうのであっては本末転倒。
サプリメントには大きく分けて、ベーシックサプリメントとターゲットサプリメントがあります。前者はマルチビタミンに代表されるような必要な栄養素をバランスよく含んだもの、後者は関節にいいとか、目にいいとか症状別に効果対象のターゲットを絞ったものです。本来であれば、ベーシックサプリメント+ターゲットサプリメントという使い方をするのがいいと言われています。
サプリメントは何の考えもなく、あれやこれや使ってみても高い効果が望めないばかりか、場合によっては逆に弊害を起こしてしまうこともあり得るということです。ですから愛犬がどんな健康状態にあり、何が足りなくて、何を改善したいのか、そのためには何が必要なのか、よく考えてからサプリメントを選ぶようにしましょう。

病気で薬を使っている場合は併用に注意する
何らかの病気や怪我があり、薬を使っていたり、治療をしている場合にサプリメントの内容物と薬とが影響し合ってしまうことがあります。サプリメントを使用する前に、動物病院で相談してください。

成分をよく確認する
過剰症などを招かないためにも内容成分についてよく確認してください。成分も天然と合成のものとがあり、天然のもののほうがより吸収されやすいとされます。与えてみても体に吸収されないようでは意味がありません。吸収度という観点からの一つの判断材料として、固形のものであればぬるま湯に浸し、数十分で形が崩れて分解されてくるようであれば吸収度が高いということになります。

サプリメントの種類

一般的な目的・機能別のサプリメント例をあげておきましょう。
  • 老化予防
    EPA、DHA、コエンザイムQ10 
  • 関節
    グルコサミン、コンドロイチン 

  • ルテイン、ベータカロチン 
  • 肝臓機能
    S-アデノシル、メチオニン 
  • 心臓
    L-カルニチン、コエンザイムQ-10 
  • 被毛、皮膚
    ビタミンE、セサミン、ビオチン 
  • 免疫力アップ
    アガリスク、メシマコブ、DHA、EPA、ビオチン 
  • ダイエット
    カルニチン、アルギニン
自分でサプリメント選ぶのにちょっと不安があるという人は、動物病院やペット栄養管理士がいるペットショップなどでご相談ください。適度に与えれば効果が望めますが、過ぎるは何事も及ばざるがごとし。愛犬にぴったりのサプリメントをお選びくださいね。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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