/犬が快適な環境づくり

犬に快適な部屋づくり(2ページ目)

犬と室内で一緒に暮らすには、気をつけたいこともあります。そして、新たに子犬を迎える場合は特に、室内環境をある程度整えて準備をしておきたいもの。そのポイントについてのお話です。

大塚 良重

大塚 良重

犬 ガイド

犬専門ライター歴25年以上。1頭の犬との出会いが人生を変える。愛犬への感謝を胸に、ライターへと転身した後、犬専門月刊誌や新聞での連載や、取材記事、書籍、一般雑誌、web等で執筆。特に犬の介護、シニア犬、ペットロスはライフワークテーマで、「犬と人との関係」に最もアンテナが動く。信条は、“犬こそソウルメイト”。

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すっきりとした室内に整理を

部屋の中の家具ですが、煩雑になっていると思わぬ怪我をさせることもありますので、なるべく壁に寄せたりして、すっきりとさせます。子犬の目線にある家具の出っ張りなど、目をケガさせてしまうこともありますので(パグなど目の大きい犬種は特に注意)、細かいところにも気配りしてください。

その他、勝手に部屋から出ないよう、ドアなどの入り口にはフェンスを置く、冬場であればストーブの周りをサークルで囲む、ゴミ箱も何かで囲ってしまうか、高い場所に移動するなど、子犬の動きやイタズラを予測して室内を整えましょう。

子犬は好奇心が旺盛です。椅子を見れば飛び乗りたくなるかもしれません。ダックスフンドのような犬種は、あまり高低差のあるところでジャンプをさせたりすると関節や背骨を痛めてしまうこともあります。思いがけない怪我をさせたりしないよう、必要のない時は椅子はテーブルの下にしまってしまうなど気配りを。

床材は滑りにくいものを

電気のコード類には注意
電気コード類は、なるべく子犬から見えないところに。
部屋の床材はフローリングなど滑りやすいものはなるべく避けたいところです。というのも近年、股関節形成不全や膝蓋骨脱臼など関節系のトラブルが取り沙汰されることがあります。股関節形成不全においては、滑りやすい床で生活をさせた場合、その発症率が1.6倍になるという研究報告もありますので、気をつけるにこしたことはありません。

ちなみに、最近ではフローリング用の滑り止めワックスが売られていますので、安全性を確かめて、そういったものを使用するのもいいでしょう。防水および滑り止め効果のある敷物などを使うのもいいかも。絨毯・カーペットの類いを使用する場合は、ダニの隠れ家にもなりますので、それなりにこまめにお掃除をお忘れなく。
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