雑貨/アジア・和雑貨

黄色い鳥器店 人とのつながりを大切に(2ページ目)

東京・国立の駅から、線路沿いをてくてくと歩いた先に小さな手作りの店ができました。グリーンカーテンに包まれて、ほっと和める場所です。

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

雑貨ガイド




黄色い鳥
店のシンボルでもある黄色い鳥のオブジェは人気者。


暮らしに馴染む、ほのぼのとした生活道具が集まる

ちょこんちょこんと動物が佇む、微笑ましいディスプレイ。 お店にあるものは、全国各地で見つけてきたうつわと、日常使いの生活用品。 現在扱っている作家は30人くらいで、若い人から年配の作家まで様々。 まだあまり世の中には出ていない、しっかりしたもの作りをする魅力的な作家を 紹介していきたいのだそうです。今後はここだけのオリジナルも考案中だとか。 また、アジアの手仕事にも興味を持っており、いわゆるエスニック雑貨ではない、 丁寧に作られた普段の道具たちが並びます。自分たちがいいと思うものは、 あまり形式にとらわれず、幅広く扱っていきたいのだそう。

写真にちょこまかと登場している小さな布の動物たちは、飛騨高山の版画家が 作った、ぬいぐるみのような民芸品。鳥や魚、そして干支が揃っているそうです。 ちょっととぼけたユーモラスな表情が愛おしく、プレゼントに添えたら楽しそう。 右下の、魚に足が付いたへんてこオブジェは益子の「KINTA STUDIO」で作られたおもちゃ。 ひょうきんで親しみやすくて、ちょっとクスっと笑ってしまう作品です。 家具も陶芸も鉄のオブジェも、なんでも作ってしまうアーティストなんだそうです。


器や生活用品
普段の暮らしがちょこっと楽しくなるうつわたち


どっしりと大らかな沖縄の器があったり、繊細な模様の描かれたお皿があったり。 右上の黄色い器たちやお店のシンボル・黄色い鳥のオブジェは、福岡のアーティスト・鹿児島睦さん作。 「大人のメルヘン」がこの作家の魅力です。

7月にはシフォンケーキの小さなイベントを開催しました。 今後は企画展なども少しずつやって行きたいとか。 顔なじみのお客さまも徐々に増えているようで、もうすぐ、手をつないだ おじいちゃんおばあちゃんが訪ねてきそうです。


黄色い鳥器店
東京都国立市北2-33-11
TEL 042-537-8502
11:00~18:00 月・火定休
http://kiiroi-tori.com/




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