日本人はなぜカレーが好きなのでしょうか? 夏バテ防止にカレー、食欲の秋にカレー、お正月だってカレー。 日本でカレーについてのもっとも古い記録を残しているのは、なんと 福沢諭吉だとか。明治時代には洋食レストランなどでも食べられるようになり、 戦争中は軍用食品として、便利に使われていたそうです。 戦争が終わって、日本へ帰った兵士たちが、家でカレーを 作るようになり、一般家庭にも普及されるようになったんだそう。 今でも海上自衛隊では、毎週金曜日が「カレーの日」なんですって。 日本人がカレーを作るようになったのは、平和のおかげでもあるんですね。

さて、カレーにこだわる週末料理人のお父さんも多いですが、おいしいカレーを作ったら、 うつわにもちょっとこだわりたいもの。そこで今回、雑貨屋さん、うつわ屋さんから、 「マイ・フェイバリット・カレー皿」を見せていただきました。総勢10名(+私)! 全てご本人が愛用しているお墨付きのうつわです。 みなさんの「カレー観」についても語っていただいています。 カレーを盛ったところを想像しながら、ご覧くださいませ~。あぁ、鼻にスパイシーな幻覚が・・・。


ラ・ロンダジル 平盛さんのうつわ

カレー皿
渋く落ち着いた質感です
神楽坂のうつわ屋さん、ラ・ロンダジルのオーナー平盛さんがご自宅で使っているうつわ。 益子の作家、渡辺桂子さんの作る「黒の細長いお皿」です。 土物に合わせてバンブーのスプーンをご愛用。

平盛家のカレーのこだわりはトッピングだとか。 「うちのカレーは、自分の好みで具材の存在感がないので (ジャガイモなし!玉ねぎ、人参はみじん切り、お肉は鳥肉)、 カレー自体はただの茶色の液体みたいなんです。 その上に季節に合わせて カボチャ、パプリカ、エリンギなど野菜を焼いたものとか、ゆで卵とか そんなものを後乗せしたりするのです。 そんな私のカレーを美味しそうに見せてくれるのが シンプルな黒いこのお皿なんですよね。 舟形っていうのも意外と盛り付けやすいしポイント高いです。 黒は赤とか黄色とかそんな食材の色を引き立ててくれますよ。」

渡辺桂子・黒の細長いお皿 2,730円
バンブースプーン 525円
※作家物なのでお問い合わせを


ラ・ロンダジル
東京都新宿区神楽坂3-4
tel 03-3260-6801
12:00~19:00 日・月定休
http://la-ronde.com/



H.works 園部さんのうつわ

カレー皿
絵画のような一枚
立川のビルの一角にひっそりと佇むうつわ屋さん、H.works。 オーナー園部さんのうつわは、陶芸家・大村剛さんのもの。 皿部分はフラットで、縁が直角に立ち上がっています。 スプーンは金工作家・坂野友紀さん作。

ドロっとしたカレーが好みだという園部さん。 「サラサラカレーだと盛りにくい器かもしれないのですが、 私はどちらかというとドロッとしたカレーが好きなので、このタイプでも大丈夫なんです。 径が24cmあるので、カレーとライス以外にも、 トッピングが色々のるし、器の余白もあって綺麗です。 カレーには白い器が定番かもしれませんが、 この黒い器だと、よりスパイシーな感じがして、美味しそうに見えます。 」

大村剛・皿 8,400円
※作家物なのでお問い合わせを


H.works
東京都立川市錦町1-5-6 サンパークビル202(2F)
tel 042-521-2721
11:00~19:00 日・月定休
http://www.h-works04.com/



KOHORO 恵藤さんのうつわ

カレー皿
ゆったりスローライフ
玉川高島屋の裏にある、気さくな雰囲気のうつわ屋さん。 お酒の好きな店長・恵藤さんはカレースタイルも個性的。 陶芸家・棚橋祐介さんのどんぶりにたっぷりと盛り付けます。陶器のお匙は市川孝さん作。ガラスのコップは佐藤玲朗さんの作品です。

「実は、うちではカレーはお酒のおつまみ(笑)。ご飯を入れずどんぶりに盛って、少しずついただきます。このうつわは繊細さがありながら、丈夫で大らか。家では野菜たっぷりのカレーやインドのグリーンカレーをよく作ります。このうつわに盛ると、自分で作る同じカレーでも違う味がするように楽しめます。ちなみに飲み物は白ワイン!」

棚橋祐介・どんぶり 5,250円
市川孝・さじ 1,260円


KOHORO
東京都世田谷区玉川3-12-11 1F
tel 03-5717-9401
11:00~19:00 月定休
http://www.kohoro.jp/



GALLERY it's たかつさんのうつわ

カレー皿
四角って新鮮!
代官山のビルの一室にあるギャラリー。親しみやすさを備えつつ、ちょっと捻りのある個性的な展示を 行っています。オーナーたかつさんが愛用するのは、陶芸家・長井梨恵さんのうつわ。 ちなみに小さく写っているコップたちは、 左から津田清和さん、長井梨恵さん、吉田順子さんの作品です(見えづらくてすみません)。

「カレーは一般的には丸いお皿で食べる方が多いかと思うのですが、四角いお皿で食べ ると、なんとなくですが、ルーと御飯の配分がうまくいく気がします。 個人的には結構大食いな方なので、サラダ等は別皿で頂きます。」

長井梨恵・角皿
銀彩、ストライプ 各5,040円
ピンク無地 4,200円
※作家物なのでお問い合わせを


GALLERY it's
東京都渋谷区猿楽町2-7 シャトーソフィア(竹久ビル)6F
tel 03-3461-7887
13:00~20:00 オープン日はHP参照
http://www.gallery-its.com/



草so 藤本さんのうつわ

カレー皿
万能なうつわです
渋谷と表参道の中間くらい。喧騒からそっと離れた一角にある、小さなうつわのお店です。 店主・藤本さんのおすすめは、陶芸家・阿左美尚彦さんのお皿。8寸(約25センチ)のシンプルなお皿です。

だんな様の得意料理はカレー、という藤本さん。そんじょそこらのカレー屋さんよりは遙かに 美味しいんだとか。うつわで美味しさもさらにUP! 「これに盛ると普段のカレーも素敵に見えます。 もともとはパスタ皿という名前の通り、パスタにもぴったり。 大きめなのでサラダなどの盛り皿にも活躍します。」

阿左美尚彦・パスタ皿 5,250円
※作家物なのでお問い合わせを


草so
東京都渋谷区渋谷2-3-4 2F
tel 03-5778-6558
12:00~18:00 しばらくは土曜のみ営業
http://www.so-kurashi.com/



sasulai 宇都さんのうつわ

カレー皿
緩やかな曲線が美しい
千石で革作品と古道具を扱う店、sasulai。店主・宇都さんおすすめのうつわは、陶芸家・松原竜馬さんの作品です。 自ら作家さんと相談して、オリジナルで作ってもらったカレー皿! 縁の厚み、底のカーヴなど、カレーのことを考え抜いて出来上がった逸品です。 (詳しくはお店で伺ってみてください。店主・宇都さん、北澤さんが熱く語ってくれます!)。 スプーンは木工作家・松本寛司さん作。 今回カレーも一緒に写真を撮っていただきました。 ちなみに本日は、夏野菜のカレー。宇都さんはとっても料理上手です~。

松原竜馬・カレー皿 4,000円
松本寛司・スプーン 2,000円
※作家物なのでお問い合わせを


sasulai
東京都文京区千石3-41-13
tel 03-3947-1041
13:00~20:00 土日のみ営業
http://www15.ocn.ne.jp/~sasulai/





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