手を動かしているときが、何よりも楽しい

アトリエ
柔らかな光が降り注ぐアトリエ。
子供のころからものづくりが身近な存在だったという宇南山さん。 自分の手で何かを作りたい、という思いは自然なことだったようです。 どんなものを作るか考え、手を動かし、出来上がっていくことが 何よりも楽しい、そして、喜んで使ってくれるお客さまの存在が、 いっそう励みになる、と宇南山さんはいいます。 ものづくりのアイディアのために、 日頃から集めているたくさんの資料を見せてもらいました。 昔の人が時間と手間をかけて丁寧に作り上げた、手仕事の服や道具の資料がいっぱい。 民族衣装や伝統工芸品など、古くから代々伝わるものには 圧倒的な力があり、多くのインスピレーションを得ることができるのだそう。 現在スタッフが試作中の革のプレスレットには、沖縄の工芸品からヒントをもらった という模様が施されていました。



アトリエのディティール
左上が試作中のブレスレット。白い糸で様々な模様を作る。
左下はアトリエのテーブル。これだけでアート作品のよう。


五感に気持ちいいものづくり

宇南山さんのデザインするものは、テクスチュアに自然な安らぎがあります。 手触り、色、音、匂い・・・、五感に心地良く響くものが 宇南山さんの目指すものづくり。 そしてそれは一見シンプルですが、見えないところにささやかで粋な アイディアがひっそりと散りばめられています。 「昔、フラワースタイリストのアシスタントをしていたことがあったのですが、 私の師匠は、花をわーっとたくさんブーケのように飾るのではなく、 ただ一輪だけすっと生けたり、シンプルに線の美しさを強調するような生け方をする人で、 その潔く絶妙なバランスに感動したんです。 茶の湯やワビサビなど日本人はかつてそういう感覚を持っていたんだなあ、 と引き算の美を知りました。 自分のものづくりにも、そのときの感覚がベースになっていると思います」。

革財布
使い込むほどにしっとりと味の出る財布。


下の写真にあるストライプのポーチやバッグは、 kotaというシリーズ。実はテントの生地 でできています。テントを作るときに、余ってしまう半端生地を 捨ててしまうのはもったいない、と商品に仕立てました。 厚手の丈夫な生地で、防水性にも優れています。 パキっと鮮やかな色彩にも心が弾み、元気な気持ちにさせてくれます。

バッグやポーチ
オリジナルのバッグやポーチたち。裏地やポケットなど細かい気配りも嬉しい。


アクセサリー、家具、ステーショナリーなど、宇南山さんのデザイン の範囲は幅広く、どれも素材の心地良さを重視したもの。 蚊帳を8枚重ねにしたフキンは、ふき取りやすく汚れが落ちやすくて乾きやすい。 縫い糸を3色にして、使い分けできるよう配慮されています。 洗うとしっとりふわふわと柔らかくなり、拭くにはもったいない手触り。 エアメールの紙を使ったノートも、その触感が何より心地いいのです。 ふわっと軽くて透けるような薄さから、オニオンスキンノートと名付けました。 エアメール用ですから、薄くても丈夫でインクが滲みません。

その他作品
右真ん中が蚊帳のフキン。左下はオーガニックのタオル。これも手触りがたまらない!


SyuRoという店名は、ヤシ科の植物「棕櫚」から名付けたもの。 大きく手を広げたような大らかで優しい葉っぱの形に、 ものづくりをする自分の手を想い、重ねました。 大きな棕櫚の木の下で、ほっと寛いでいるような気分になれるお店です。



SyuRo(シュロ)
東京都台東区鳥越1-15-7
tel 03-3861-0675
12:00~19:00 日曜定休(仕入れによって不定休)
http://www.syuro.info/



★以下のお店は比較的近いので、はしごしてみて下さい↓
in-kyo 永く使いたい器と生活道具の店
MARKTE 小伝馬町の新しい隠れ家


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