「みつばい」といっても「密売」ではありません。 「密買」なのです。 まあどっちにしろ何か秘密めいた、 後ろめたいことをしているような匂いをむんむんと感じます。 うっかりハマってしまう甘い罠のような響きです。 何を売っているのやら、本当に買っていいものなのか、もやもやと気になります。 どうにも気になって眠れそうにないので、「密買東京」オフィスを 直撃することにしました。

こだわり住居にこだわりインテリア

建物写真
「密買東京」事務所はここだ!
そのオフィスは、若者の町原宿にありました。 人の溢れるメイン通りからはちょっと外れた静かな路地の奥。 ネコがひょろりと歩く小道の脇に、突如目を引くちょい個性的な建物を発見! やや古い感じではありますが、外観はすっきりシンプルでスタイリッシュです。 品のいいデザイン事務所、という感じです。 黒ぶちメガネにボーダーシャツのお兄さんが仕事してる感じです。

脇にある階段をとんとんと上がっていくと、ガラス張りのオフィスの 様子がこっそりと覗けました。ますますデザイン事務所っぽい。 ラフな服装の人々がカラフルな室内で仕事をしています。


そして、覚悟を決めたら、いざ中へ潜入! どんなトンがった人(または密売的裏社会風な人)が出てくるのかと、ややヒヤヒヤドキドキしましたが、 実際はフレンドリーで誠実そうな方々でした。 不動産業にしてはラフな感じではありますが、考えてみればそうですよねぇ。 えーと、そうなのです。 密買東京は「R不動産」から発生したオンラインショップだったのです。 R不動産とは、一風変わったこだわり物件ばかりを紹介している不動産のセレクトショップ。 どうりでカッコイイ建物なワケです。

R不動産で物件を探す人々には、個性的な人がたくさんいます。 それぞれ人とは違う価値観で物件を探し、自分らしいお気に入りを見つけています。 そんな彼らは生活スタイルにもこだわりを持っているのですが、 せっかく自分好みの物件を見つけても、いざ住んでみると中の空間をもてあましている、 という事態に多々直面したそうです。彼らの欲しいものが見つからない・・・。 では、そんなこだわり人間に喜んでもらえるような、 ユニークなグッズを紹介できないだろうか、 というのが、密買東京誕生のきっかけです。

密やかに熱いパワーがみなぎる場所

ディスプレイ
オフィスの片隅のディスプレイ。さり気なくグーです。
ここでなければ買えないもの、おしゃれなばかりでなく強烈な存在感のあるもの、 作り手のパワーを感じるもの、などを扱っていきたい、と バイヤーを務める三箇山(ミカヤマ)さんは語ります。 商品全体の雰囲気はあくまで”東京っぽさ”。 アート系あり、クラフトあり、ちょっとヘンテコおとぼけなものもあり、 シャープなデザイングッズあり、と一見バラバラにみえますが、 全て東京という空気を含んでいるもの。 東京に住む人がリアルに感じている街のイメージを表現していきたい、 とのことでした。

「そして『熱い』ということが最大のコンセプト。 最初は『熱売東京』にしようと思ったくらいですから。 商品については、できる限り自分たちの言葉で語りつくすことに 力を費やしています。だから自分自身もこれだ!と思うものしか紹介しません。 もう、うっとおしいくらい熱いです。 買う側も、ちょっと興奮気味に飛びついてくれる方が多いのが嬉しいですね。 自分って変かな?と一瞬人の目を気にしてコソコソしつつ、 でもこれが好きなんだ!同じ感性の人がいたー!という、 密やかに熱い感動を味わってもらえれば爽快ですね」。


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