永く愛用したい、プロ仕様で使い勝手の良い道具
なんといってもまずはカゴ!種類豊富で飽きません。 |
ちょっと懐かしい雰囲気のデッドストックの磁器や、作家の陶芸作品など。
食器類も種類が多く、少し捻りの効いた独特のセレクトです。 写真上左と下右は作家の作品。 上は益子の陶芸家、伊藤丈浩さん。 スリップウエアの技法を用い、 異国っぽさとレトロな風情が混ざりつつ、男性的でモダンな印象もある器です。 下は郡司庸久さん、慶子さんご夫婦によるもの。 民芸のような、ほっとするフォルムと質感で、普段使いに良さそうな器です。
一方、昔のデッドストックなども扱っており、栃木の古道具屋で 大量に見つけたというカップ&ソーサーやお茶碗がずらりと並んでいます。 年配の人が見ると「あら、懐かしい」と言われるそうですが、今はもうない絵柄が若い人には珍しく映るようで、人気の高い商品です。
松野屋ならではの、職人仕様の道具たち。
鞄と丸椅子は松野屋だけのオリジナル。 松野さんは京都の老舗鞄店で修行したこともあるという職人の顔も持ち、 「PLAIN(プレイン)」と名付けられたキャンバスバッグも自らデザイン。 機能重視で男女問わず使え、職人の手仕事による丈夫で丁寧な作りです。 試作品を作っては何度も自分たちで使い、細かい工夫と配慮の散りばめられた、 とことん使いやすい鞄が出来ました。 A4サイズが入るショルダーバッグをはじめ、ブリーフケースやト-ト など、いくつか種類もあります。 (STYLESTOREでも発売中)
丸椅子は、昔ながらの居酒屋にでもありそうな、 シンプルでなんでもない形。どんなシーンにも似合いそうです。 軽くてしっかりとしたポプラ材を使い、静岡の家具職人によって丁寧に作られています。 ほうきは栃木や群馬、和歌山など日本の職人から、長靴は田植えや魚屋など 本来業務用のものなので、無駄がなく機能的です。 特に日本製にこだわっているわけではなく、 プロユース、ヘビーデューティー、アウトドア、クラフトなどをキーワードに、 それらのちょうど重なりあったものをセレクトしているそうです。
手作りニット小物はすぐなくなってしまう人気商品。
さて、ほっと和める手作り小物もちらほら見つかります。 こちらは「羊雲」という屋号で制作している、松野きぬ子さんの作品。 (社長の奥様でもあります)。 モチーフ編みのピンクッションは、中に原毛が入っているので針が錆びにくい。 帽子やレッグウォーマーなど、冬を温かく過すためのファッション小物もあります。
気づけばすっかり夕暮れ。一番谷中らしい時間です。
お店のすぐ脇には大きな桜の木。春になったらここで花見だねぇ、 と楽しそうに話す松野さん。昔、すぐ近所に住んでいたこともあるそうで、 店の前を通るなじみの人々が気軽に声を掛けていきます。 夕方になると商店街も賑やかになってきて、一層味のある表情を見せます。 お店はまだオープンしたばかりだというのに、もうずっと昔からあったようにすっかり町に溶け込んで、温かい光を放っていました。
暮らしの道具 谷中 松野屋
東京都荒川区西日暮里3-14-14
tel 03-3823-7441
12:00~19:00
月・火定休(祝日は営業)
http://yanakamatsunoya.jp/
谷中散策に。こちらのお店もどうぞ。
古道具 Negla(ネグラ)
C.A.G.(お隣の帽子屋さん)
旅ベーグル
classico
nido
★イベントお知らせ★
NIPPON VISION GALLERY
日本の荒物 - 松野屋とSyuRo -
ロングライフ商品を取り扱うデザインセレクトショップD&DEPARTMENT が行うプロジェクト、NIPPON VISIONの企画展です。谷中までなかなか行けないという方は、こちらにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
東京・大阪・長野:2010年1月28日(木)~3月2日(火)
静岡:2010年1月28日(木)~3月1日(月)
札幌:2010年2月2日(火)~2月28日(日)
詳細はD&DEPARTMENTのHPで
http://www.d-department.com/jp/
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