【バリアフリー】私鉄は軒並み90%前後の達成率

私鉄はバリアフリー対応が進む

私鉄はバリアフリー対応が進む

平成16年12月、国土交通省は公共交通の快適性・安全性向上への取り組み促進のため、その目安として、「快適性・安心性評価指標」なるものを発表しています。利用者にやさしく、使いやすい鉄道作りがどこまで進んでいるかを示すもので、言ってみれば鉄道の通信簿。

混雑度やバリアフリーの導入度合い、ホームや駅構内での情報の分かりやすさなど7つの指標が挙げられています。

その中で、子どもやお年寄りのいる家庭に気になるのは段差解消への取り組み。この点で進んでいるのは、私鉄です。100%を達成している路線も複数ありますし、それ以外も大半は90%台以上。

逆にあまり進んでいないのが地下鉄。これは東京メトロ、都営地下鉄、横浜市営地下鉄共に状況は似ています。また、JRも路線によっては70~80%とばらつきが目立ちます。高齢化を考えると、早急に考えていただきたいところです。

ちなみにもっとも段差解消率が低いのが東京メトロ銀座線で26.3%。ですが、銀座線は全19駅を2022年までに500億円をかけてリニューアルする予定となっており、ホームドア設置、バリアフリー化などが図られる計画。もう少ししたら、実は一番古い地下鉄が最新ということになるというわけです。


【車内の快適さ】地下鉄は高性能エアコン完備

地下鉄は高性能エアコン完備

地下鉄は高性能エアコン完備

ことに夏の通勤は混雑とあいまって暑さが不快なもの。その解消として、通常のエアコンではなく、車内温度を自動制御、除湿運転できる高性能エアコンの導入が始まっています。

ただし、普及はまだまだ。今のところ、100%設置されているのは都営地下鉄、東京メトロ(一部100%以下の路線もあります)だけ。今後の普及に期待したいところです。


【痴漢発生率】ワーストは埼京線、中央線、京王線

痴漢が多い路線とは?

痴漢が多い路線とは?

女性にとって快適通勤の妨げは痴漢。平成23年3月に発表された、警察庁が平成22年10月に行った調査、研究、研究をまとめた「電車内の痴漢防止に係る研究会」によると、平成22年1月8~15日、4月15日から21日、9月10日から10日間について調べたところ、検挙件数は161件、160人となり、ワースト1は12人の埼京線。

以下、10人の中央線、9人の京王線、8人の東海道線と6人の小田急線、東急田園都市線、総武線という結果が。混雑している路線、駅の間が長い路線に被害が多発する傾向が見て取れます。上位の埼京線、中央線は沿線に学校が多いという点も原因のひとつでしょう。

また、被害が発生した時間は朝の7~9時が89件、55.3%と最も多く、次いで夜の19~21時で25件。被害に遭った女性の年代は15~19歳が49.7%、20歳代が36.8%となっており、声をあげにくい、弱いモノを狙った卑劣な犯行ということが分かります。

該当する人はできるだけ、混雑した車両を避ける、時間をずらす、危ないと思ったら一度降りてみる、周囲の協力を得て声をあげるなどの手を。警視庁のホームページ内には撃退法も掲出されています。


電車の乗換えを楽にするためには方法も知っておこう

事前検索で電車の乗り換えを楽にする

事前検索で電車の乗り換えを楽にする

路線の延伸、乗入れなどで首都圏の駅にはほとんど迷宮かと思われるほど乗換えが複雑で時間がかかるようになってしまった駅もあります。そうした駅を避けられればベストですが、どうしても使用しなくてはいけない場合も多々あるはず。その場合には、どういうルートを使えば乗換えの手間、時間を節約できるかを知っておくことも大事です。

たとえば、私は渋谷駅を利用しているのですが、ご存じのように渋谷駅は今後長年改良工事が続く予定で、しかも、地上3階にある東京メトロ銀座線から地上5階にある東急東横線まで距離のある乗換えが複数あります。そのため、行き先によってはルートを変えて一番楽な方法を選択するようにしています。

たとえば、池袋に行くためには山手線、埼京線、東京メトロ副都心線の3路線が使えますが、一番楽なのは直通の副都心線。ただし、本数が限られ、かつ所要時間では他の路線が早い時間帯もあるため、事前に必ずルート検索を行い、一番早く到着するようにしています。もちろん、時間に余裕のある時には副都心線利用です。

また、銀座線に乗る場合には渋谷で乗り換えず、銀座線乗換えより楽な東急田園都市線乗換えを利用、隣駅の表参道で銀座線に乗り換えますし、新宿に行く場合には副都心線で新宿三丁目まで行ってそこから丸ノ内線を利用します。

小田急線利用は副都心線の明治神宮前から千代田線利用で代々木上原乗換え、品川などに行く時で時間に余裕がある時には目黒までバスで出るという手を使うこともあります。

同様にJRから西武新宿線に乗り換える場合には新宿より高田馬場を使うほうが歩かなくて済みますし、JRから東京メトロ大江戸線乗換は新宿より代々木を利用するほうが楽です。

その他、乗換られるといっても長い距離を歩かなくてはいけない赤坂見附、永田町、溜池山王、国会議事堂前は避けたほうが無難ですし、JRあるいは東急線から蒲田での京急線への乗り換えは15分近くかかるので品川乗り換えが楽など、ノウハウは多数。

前はそうだったからという知識で動かず、事前に乗換えも含めた検索を行うようにすると、徐々に分かってくるはずなので、トライしてみてください。また、都心部での乗換えは人が多いこともあり、距離以上に時間がかかることもあります。時間には余裕を持って出かけることも大切です。

続いて、最近多発している遅延状況について見て行きましょう。