住みたい街 首都圏/通勤・買い物に便利な街

高い資産価値に長年変わらぬ住み心地 再開発エリアの魅力、NOW&THEN(2ページ目)

首都圏のあちこちで、住宅を含む再開発が活発に行われています。新しい街が数多く生まれようとしているわけですが、これらの街の魅力を、住みやすさと気になる将来性、資産価値の面から見ていきましょう。

中川 寛子

執筆者:中川 寛子

住みやすい街選び(首都圏)ガイド

これからの再開発エリアに欲しい条件は?

芝浦アイランド
島をひとつ作り直す、ブロックリノベーションなら新しい試みができるはず
以上の5つの要因を満たしている再開発なら、人気は落ちず、資産価値も下がらない可能性が高いわけですが、さらに、長く、気持ちよく住み続けるためにはいくつか、プラスして考えたい点もあります。今度は今芝浦で行われているブロックリノベーション、芝浦アイランドを例に、これからの再開発エリアに欲しい条件を見ていきましょう。


いろんな年代が住む、活気ある街であること
マンションだけの再開発では、入居者は同じ年代、家族構成に偏り勝ち。その結果、全員が同じように年を取って、街の活気がなくなることも。長い目で考えると、賃貸、分譲が入り混じり、他地域にも開かれた再開発であることが大事です。

コミュニティが生まれる街であること
コミュニティイメージ写真
つかず離れずの新しい人間関係が作れれば、都会の暮らしはもっと面白くなるはず
防犯や子育てなどを考えた場合、これからは、もっとご近所付き合いが見直されるべき。そのためには、パーティールームなど建物内の設備に加え、公園やバーベキューコーナー、ベンチのある遊歩道など、人が触れ合うきっかけとなる仕掛けのある街が望ましいでしょう。

住んで便利な街であること
働いている主婦はもちろん、専業主婦やリタイア層ですら、忙しいのが今どき。であれば、街の中、住まいのすぐ近くに品揃えの豊富なスーパーマーケットや24時間利用できるコンビニエンスストアがあることはもちろん、風邪をひいたときにすぐ駆けつけられる医療施設や、幼稚園などの教育施設など、日常生活に必要なものは揃っていてもらいたいもの。わざわざ、どこかに行かなくて済む街なら便利です。

住む人に優しい街であること
車道と歩道が分離されているなど、安全であることはもちろん、子ども、高齢者、障害を持つ人にも優しい街であってほしいもの。具体的には、段差が少なかったり、必要な場所にスロープや手すりを設けていたりといった配慮がある街が◎。夜間も安心して出歩ける照明や監視体制、街全体のデザインに溶け込んで、かつ分かりやすい案内板などのサイン計画も、細かい点ですが、大事なポイントです。

住んで楽しい街であること
小型犬の例
犬にも人にも優しい街なら住んでいて楽しいはず
仕事も大事だけれど、同じように、あるいはそれ以上に毎日の暮らしを大事にしたい。そう考えるなら、住んで楽しい街に住みたいもの。ジョギング、テニス、ピクニックに愛犬との散歩……。わざわざ出かけなくても、住まいのすぐ近くに楽しみがある街なら、ちょっとトクした気分。美しい街であれば、より楽しい気分になれるでしょう。もちろん、将来に渡って美しくあるための、デザインガイドラインがあれば万全です。

長く、快適に住むためには、建物が頑丈な地盤の上にあり、最新の技術で建てられていること、きちんとした管理会社の管理計画があることなど、その他にも必要な条件はいろいろあります。しかし、再開発エリアを選ぶことは街を選ぶこと。まずは街の全体計画をチェック、ここまでに挙げた条件を備えているかどうかを見ていただきたいものです。

お問合せ先:芝浦アイランド公式ホームページ
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