理想の街を作ろう。その思いが
美しい並木道、静かな住宅街を生んだ
たまプラーザ駅周辺の様子は? 
たまプラーザ駅周辺の概念図。記事に出てくる主な施設を入れ込んである。距離、位置は正確ではありません
|   かつて北口の地上にあったバスターミナルはたまプラーザテラスゲートプラザ内に移動。羽田、成田、ディズニーランド行きのバスはここから出ている | 
|  | 
| たまプラーザ団地内の広い歩行者専用道路。車道とクロスする際は陸橋になっている | 
その特徴は大きく2つに分けられます。まず、ひとつは歩行者の安全、快適さを優先した道路計画です。例えば、たまプラーザ団地内では車道とは別に歩行者のための遊歩道が設けられ、遊歩道沿いには公園が点在。通り沿いの歩道は並木で車道と隔てられ、安全であると同時にこの街のシンボルともいえる並木道となり、気持ちのいい散歩コースになっています。
|  | 
| 右手は駅からの商店街で、通り沿いには店舗が。しかし、右手美しが丘公園以遠は店舗は少なくなる | 
ただし、もともとは丘陵地。高台に建つ住宅は、眺望、採光などに恵まれているものの、坂や階段も多く、ベビーカーや高齢者に辛い場所があるのも確かです。
流行の品も揃う
生活の便利さも魅力のひとつ
 
かつての東急ショッピングセンターはたまプラーザテラスノースゲートとして生まれ変わった。内容的には東急百貨店がメインで専門店なども
 
これまでほとんど何もなかった南口側にも商業ビルができ、バスターミナルも完成
 
地元の野菜その他を販売する店舗も新装。駅から少し離れると農家も点在しているエリアなのだ
逆に少ない、あるいはないのは、サラ金にパチンコ屋さんやゲームセンター、ファミレスなど。地元では「安い食べ物屋さんがない」「一人暮らし向きの定食屋さんが少ない」「地元商店街の活気はいまひとつ」などの声もあるようです。
また、駅周辺はいいのですが、住宅地の中ではコンビニはもちろん、自動販売機なども少ないので、単身世帯や共働き世帯には不便かもしれません。
3人に1人は私立中学校へ
教育熱心さも地域の特徴
 
街中では子どもを連れたお母さんの姿を多くみかけた
この要因として横浜市教育委員会は「都心部へのアクセスがいいこと、沿線に私立学校が多いこと、人口が増加していること」を挙げています。子どもに合わせて、好きな場所に進学させられる好立地というわけです。その教育熱を反映して、駅周辺には学習塾も多く、点在しています。
ところで、勉強熱心なのは子どもだけではありません。この街にはお稽古事教室が多く、語学やビーズ、料理、茶道、音楽からクラシックバレエ、空手まで種類も豊富。お稽古事好きな奥様方も多い地域というわけです。
では、気になる東急田園都市線たまプラーザの住宅事情を見ていきましょう。








