場所が決まったら通学路をチェック
親子で歩き、子どもの意見も聞いてみる
学校によっては時間によって通学路を車両通行禁止にしたり、パトロールをしたりなども。 |
その際、合わせて聞いてみたいのが、子どもの安全確保のためにどのようなことが行われているか、安全マップ(学校周辺の交通量や防犯上気になる場所を子どもと地元の大人が一緒に歩いて確認、作成した地図)は作られているのかなど。できれば、学校まで足を運び、校門の警備状況などを確認、可能なら登下校時の体制などの話を聞いてみるといいでしょう。
通学路が分かったら、親子で歩いてみましょう。その際、チェックすべきところは
■死角になる場所はないか
曲がりくねった見通しの悪い路地、植栽や雑草が延び放題で視線を遮る家や空き地、大きな駐車場、雑木林など子どもが連れ込まれても周囲から見えないような場所は危険です。
■人通りが少なく、暗い場所はないか
大きな公園や寺社、工事現場、高い塀が続くような道は避けたいところ。街灯が届かない、切れている箇所がないかも要チェックです。
■逃げ込める場所があるか
地域によってマークは違うが、いずれも通学路近くに設けられている子ども110番の家 |
不審者に出会ったとき、逃げ込める人家、コンビニ、商店などがあれば多少は安心。「子ども110番の家」(ボランティアで子どもの緊急避難所となることを表明、子どもを保護、警察への通報をしてくれる場所)があれば、何かあったら、そこに逃げ込むように子どもに教えましょう。
大きな犬がいて通行人に吠える、気味の悪い絵が壁に書かれているなど、大人にはなんでもないけれど、子どもには怖く思える場所もありますから、歩きながら、子どもに意見を聞いてみることも大事です。また、防犯だけでなく、交通安全の見地からも、交通量の多い道ではガードレールの有無も確認しましょう。
自宅周辺、遊び場も
忘れずチェック
通りから見える、あまり大きな茂みなどがない公園のほうが安全 |
暗い、目立たない場所にある公園のトイレは極力1人では使わせないようにしたい。 |
地元の一員となり、
子どもに他人の目を向ける努力も
さて、子どもの安全を考える上で一番大事なポイントは地域の目です。不審者の侵入を防ぎ、子どもに近づくことを咎めるご近所の目は、自分自身が地元の一員になることから生まれます。PTAや地元のボランティア活動などへの参加はハードルが高いという人でも、ご近所と挨拶を交わすくらいはできるはず。まずはそんなところから地元に溶け込み、周囲に子どもを見守ってもらえるようにしていきたいものです。
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