単身者の多い学生街、
人気の街の周辺がお勧め
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お屋敷が多い一方、学生向けのアパートも目立つ経堂。商店街にもボリューム自慢の定食屋さんが |
さて、では、どんな街が実際に◎か。おおまかな言い方をすると、3種類挙げられます。ひとつは単身者の多い、いわゆる学生街。中央線沿線の中野や高円寺、京王線の明大前、下高井戸、西武池袋線江古田、小田急線経堂、西武新宿線など、大小の差はありますが、いずれも手ごろな賃料のアパートや定食屋さん、居酒屋などがあり、夜も遅く、暮らしやすい場所です。ただし、ここ数年で手ごろな家賃の賃貸物件は急激に減少しているのが、残念なところです。
また、社会人が学生の多い街に住む場合、周囲に深夜までうるさく、眠りを妨げるような店や住居がないかどうかは注意したほうが良いようです。
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おしゃれ命!の人には安くてセンスのいいショップが多いことも大事なポイント |
ふたつめは、冒頭に出てきた、複数路線が交差する、繁華なターミナル駅。いわゆる人気駅が多く、賃料もやや高めですが、便利さは折り紙つき。いずれの街も古くから開発されているので、築年数の経った手ごろな賃料の物件もなくはないのですが、こちらも減少傾向。狙うとすれば、駅から少し離れた場所や、隣駅など。たとえば、京王井の頭線で下北沢の隣は新代田ですが、2駅の間の距離は500m。もちろん、実際には線路を歩くわけではないので、もう少しかかりますが、それでも歩いても10分ちょっと。また、三軒茶屋から世田谷線の隣駅西太子堂はホームから見えるほどの近さ。こうした、人気駅徒歩圏なら探しやすくなるというものです。
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アーケードで有名な武蔵小山商店街。駅近くには飲食店街もある |
もうひとつは、夜の充実度は多少落ちるものの、住みやすさ抜群の都心近くで商店街の充実した街。具体的には京王線の幡ヶ谷、笹塚や東急目黒線武蔵小山、同池上線の戸越銀座、荏原中延など。品川区はこうした個人商店ががんばっている商店街が多く、少し歩けば次の商店街に出るほど。生鮮食料品や日用雑貨の安さに加え、お惣菜類が充実しているので、一人での外食が苦手という女性には特にお勧めです。
続いて最後のページでは×な街を見ていきましょう。