Step3.「源泉」ってなんだ?
青色申告はメリットもたくさん。事前に届出が必要になります |
ある日、銀行で通帳記入された金額を見てびっくり!見積書では、3万円の案件だったのに26,937円しか振り込まれていないのです。早速、クライアントの経理に電話し文句を言ったところ、
「それは、『源泉』でしょ?そんなことで文句言ってきたのあなたが初めてですよ。勉強してください」
と冷たくさとされてしまいました。お恥ずかしい話ですが、私はその時に初めて「源泉徴収」や「支払調書」という言葉を知りました。
★源泉徴収:国税庁 源泉徴収が必要な報酬・料金等とは
★支払調書:支払調書といってもたくさんの種類があります。個人事業主に関連性が高いのは、「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」になります。これは、確定申告時に提出する必要がありますので、大切に保存しておきましょう。ちなみに、支払った側(得意先)は、個人事業主に支払調書を送るのは義務ではありません。もし1月中に支払調書が送られてこない場合は、発行を依頼してみましょう。
Step4.税務署に行こう!
いよいよ2月が始まり、確定申告の季節となりました。町の掲示板に「確定申告をしましょう」というポスターが貼り出されたので、所轄の税務署に行ってみました。何を持っていけばいいのかわからなかったので、税務署に問い合わせると、「初めての方であれば、経理がわかる帳簿と領収書、支払調書を持ってきてください」
と、教えていただきました。そこで、月別につけていたExcelデータをプリントアウトし持参しました。
Step5.確定申告は難しくない!
税務署に行くと、係の方はそれは親切丁寧に教えてくれました。細かい計算はあるものの、素直に記入をしていくだけで、書類は完成しますので、初心者の方でも怖がる必要は全くないと思います。ただし、今ご紹介した内容は「白色申告」の場合です。確定申告には、「青色申告」「白色申告」と2通りあるのですが、控除される額が大きかったりと何かとメリットの多い「青色申告」では、複式簿記の知識が必須となります。
★帳簿記帳の仕方 ~事業所得者用~
「青色申告」を行なうのであれば、個人事業主向けの「確定申告ソフト」を購入しても良いかもしれません。ソフトを使うと、領収書の入力と設定のみで書類ができあがってしまうので、とてもラクです。ただし、言葉の意味について理解していなければいけないので、やはり管轄の税務署にいき、きちんと説明を受けることをおススメします。