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在宅ワークの確定申告で用意することは何?(2ページ目)

夫の扶養に入っているワタシ。クライアントから「支払調書」が送られてきたけれど、これってどうすればいいの?そんな「確定申告」ビギナーの方はぜひご一読ください。

宮田 志保

執筆者:宮田 志保

テレワーク・在宅ワークガイド

経費ってなあに?

領収書
領収書は大切。必ず保管するよう日ごろから心がけましょう
では、次に確定申告をするために一年間にかかった経費を精算してみましょう。今回支払わなければいけない所得税は、以下の式の利益に、税率がかけられた金額です。

年間報酬金額 -(経費+控除) = 利益 

なので、経費や控除が報酬金額をを上回ったり、報酬金額が一定金額以下になった場合は、すでに引き落としされた源泉徴収税額が、戻ってくることになります。(これを還付といいます)

「でも、私は、自宅で翻訳を行なっているので、経費はあまりかかっていないんです」というAさん。いえいえ、自宅で作業を行なっているということ自体、たくさんの経費が発生しているのです。
例えば、

水道光熱費 … 電気代、ガス代(業務時)
旅費交通費 … 打ち合わせ時の電車代
通信費   … 電話代、携帯代、郵便代
荷造運賃  … 宅急便代、梱包材料費

ほかにも、広告宣伝費、地代家賃、接待交際費、修繕費、消耗品費、図書費、外注費、研修費、リース料、減価償却費、雑費、などなど、仕事を行なったことで発生する経費はこんなに沢山あるのです。

わかりやすく例をあげると、
・情報収集のために読んでいる英字新聞代
・打合せの時に頼んだコーヒー代
・新しく購入したパソコン代
・仕事専用に使っている携帯電話代

なども、もちろん経費です。
ただし、全て領収書や支払ったことを証明できる明細書が必要です。

領収書が整理できたら、Excelなどで月日と項目を作成し、金額を入力してみましょう。もちろん手書きでもかまいません。これで、あなたの「経理明細」が完成しました。


さあ、経費明細を持って税務署に行こう!
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