在宅ワーク/在宅で働く関連情報

妻が在宅ワークを始めました(2ページ目)

これまで専業主婦だったAさんの奥様。ある日、「私、在宅ワーク始めるから」と家族に宣言しました。いきなりの発言にAさんは戸惑うばかり。今回は、妻が在宅ワークを始めた場合、夫が留意すべき点を考えていきます。

宮田 志保

宮田 志保

テレワーク・在宅ワーク ガイド

出産、育児、介護などライフステージにおける環境を活かしながら、キャリアを諦めずに働くことを目的とした在宅ワーカー支援のNPO法人代表。厚生労働省在宅就業者支援事業検討委員などを歴任。在宅就労やテレワークの利点、課題などを探る。

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個人事業主としての自覚はありますか?

妻の仕事
感情的にならず、ビジネスとして採算があうか、話し合うことが大切
在宅ワークは、会社員でも契約社員でもアルバイトでもない「個人事業主」です。個人事業主ということは、当然のことながら、自分が担当した仕事に対しての責任が全てかかってきます。
報酬も自分が受け取りますが、奥様の仕事が原因で損害賠償が発生した場合もその責任は免れられないのです。その点を奥様は理解しているでしょうか。

「とりあえず始めてみるんだ~」というヤル気も応援しつつ、責任の重さについて話を聞いてみましょう。

1ヶ月の収入見込みと経費

続いて経理についても話しをしてみましょう。奥様に収入が発生すれば、年末調整時に適正な金額を会社に申告しなければいけません。売上から経費や控除を除く金額になりますので、ある程度の経理の知識も必要になってきます。

また、一番大切なのは、いわゆる「いくら儲けるか」ということ。おおよそでもかまいませんので、事業の目的と計画を聞いてみましょう。

ここで、奥様が「何のために在宅ワークをするのか」を明確に説明できない場合は、相手の気持ちを組みながらじっくり話しあってみることが大切。間違っても「上から目線」でモノを言うことは避けるべきです。


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