コンサルタントで働く/コンサルタントの転職ノウハウ

銀行から人事コンサルへ。転職秘話!(5ページ目)

銀行から人事コンサルへの華麗なる転職秘話。マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングの井上耕平アソシエイト・コンサルタントにお話を伺いました。

執筆者:大石 哲之

--その後、留学を経験していますね。

はい。入社3年ほどして、留学をさせて頂きました。

アメリカのシラキュース大学マックスウェル公共経営大学院で公共経営(Public Administration)について勉強しました。公共経営大学院といっても、なかなか聞きなれないかもしれませんが、いわゆるMBAの公的機関版と考えていただければよいでしょう。

卒業生は、アメリカの連邦政府や州政府、国際機関などで活躍しています。最近日本でも、早稲田大学などに同じような大学院ができていますね。

ここでも、組織や人について重点的に学びました。自分の勉強したいことを勉強できるというのはとても楽しく、本当に良く勉強したと思います。

--留学から帰ってきてすぐに転職ですか?

いえ、帰国後は資源関連のプロジェクトに対する融資を担当する部署に配属になり、銅や鉄鋼関連のプロジェクト向けの融資などを手がけました。融資の仕事は楽しく、遣り甲斐のある仕事でした。

でも、こうした仕事をあと10年20年とやり続けたいかというと、そう思うことができず、組織や人について究めたいという思いが強くなり転職を決意しました。
ですので、銀行が嫌になったからというネガティブな転職ではなく、自己のキャリアプランを考えた上での前向きな転職でした。

コンサルティングファームに決めたのは、短時間で多種多様な組織を、インテンシブに見ることができると思ったからです。
戦略系ファームに転職することも考えましたが、自分はどちらかというとマーケティングや経営戦略ということよりも、やはり組織や人に関する仕事をしたかったので、最終的にマーサーにしました。

また、M&Aに伴う組織・人事のコンサルティングというアプローチもマーサーに転職することを決めた大きな理由のひとつです。

それが約一年前です。マーサーには2005年2月に入社しましたので、ちょうどいま2年目に入ったところです。

--ちなみに現在のご年齢は?

30歳です。

--ありがとうございました。

次回は、マーサーでのコンサルティングの仕事について深くお話を伺いたいと思います。
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