コンサルタントで働く/コンサルタントの転職ノウハウ

銀行から人事コンサルへ。転職秘話!(4ページ目)

銀行から人事コンサルへの華麗なる転職秘話。マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングの井上耕平アソシエイト・コンサルタントにお話を伺いました。

執筆者:大石 哲之

--管理部ではどのような仕事をしたのでしょうか?

ちょうどこの頃、特殊法人の統合がありまして、日本輸出入銀行は海外経済協力基金(OECF)と統合して、新しく国際協力銀行という形で再スタートする時期だったので、統合に関連する様々な仕事をしました。

具体的な仕事としては、新会社として業務をするためのさまざまな準備、たとえば名刺や封筒、稟議書のフォーマットをどうするか、社員一人一人の電話番号をどうするかなど、様々なことを決めました。

もちろん、当時は新入社員でしたので、一人で何もかも決めることはできませんでしたが、統合直前となると非常に忙しかったこともあり、ある程度は自由に仕事をさせてもらいました。

電話番号というと、とても些細なことのように聞こえますが、当時は、部の代表番号や部長の番号は5か0で終わる番号が望ましいなど色々な条件がありまして、そういうのを調整しながら進めていくのは大変でしたね。
組織が一緒になるというのは、なかなか難しいものだなと実感しました。

もうひとつの仕事は、経費予算に関するもので、各部署から依頼のあった支出に対して妥当性をチェックしたり、年間の予算の執行状況を管理するといった内容でした。

その他、銀行内のインフラ向上のために良いことは何でもできましたので、色々と企画提案をしてみました。

今でもよく覚えているのが、入社1年目の私が提案して導入した国際携帯電話です。新聞に載っていた国際携帯電話の広告を見て「これは良い!」と思い、すぐにその会社に電話し説明を受けた後、企画書を書いて導入をしました。料金体系もリーズナブルで、使い勝手も良かったので大変好評でした。おそらく、今でも使われているのではないでしょうか。
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