Office Web Appとは
Office2010の発売と同時に、「Office Web App」というサービスが開始されました。これは、Webブラウザ上で動作する、いわば「クラウド版Office」ともいえるサービスで、何と無料で利用できます。ユーザーは、Internet ExplorerなどのWebブラウザを介して、インターネット上にあるアプリケーションOffice Web Appを操作します。作成したファイルはインターネット上に保存され、Webブラウザさえあれば、Excelがなくてもブックの内容を表示したり、他のユーザーとブックを共有したりすることができるわけです。また、製品版のOffice2010で作成したブックをWeb上にアップして、Office Web Appで開くこともできます。
アプリケーションはインターネット上にあり、ユーザーはWebブラウザさえあれば、ブックの作成・表示が可能になる
Office Web Appで利用できるアプリケーションは、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteの4つ。それぞれ機能が大きく限定された形で提供されています。
Office Web Appで提供されているのはWord、Excel、PowerPoint、OneNoteの4つ
Office Web Appを使用するには
Office Web Appを利用するには、Microsoftが提供しているWebサービスWindwos LiveのIDを取得する必要があります。こちらの登録も無料。メールアドレスとそのパスワードがあれば簡単に登録できます。Microsoftの無料メールサービスHotmailのメールアドレスを新規作成して登録することも可能です。Windwos Liveの登録画面
Windwos LiveのIDを取得すると、SkyDriveというオンラインストレージサービスが利用可能になり、インターネット上にファイルを保存できるようになります。Office Web Appは、このSkyDriveを使用してファイルを保存します。
SkyDriveの画面
Webブラウザさえあれば、無料で使用できるOffice Web App。ここからは、Excelの一部の機能を提供している「Excel Web App」について詳しく紹介していきます。
>Excel Web Appで使用できる機能を紹介します。次ページへどうぞ!