先住民族ベルベル人の知恵が集約されたマグレブ諸国の料理

日本では、クスクスやタジン人気とともに、少しずつ脚光をあびるようになったマグレブ諸国。マグレブとは、アラビア語で“日が没するところ”の意。アフリカ大陸の北西部に位置するモロッコ、アルジェリア、チュニジアがその地域に属します。

注目度が高まるとともに、この地域の料理店も増加(とくにチュニジア料理店)。そのなかから、今回は“貴重な料理に出合えるお店、もう一度訪れたいと思うお店”に着目してご紹介します。

なお、順番はランキングではありません。加えて、これはあくまでも私見です。そのときに一緒に訪れた人や席を隣り合わせたかた、食べた料理、店の対応などによって感じ方は変わってくると思います。皆さまがこれを機に、マグレブ諸国の料理にさらに興味をもっていただけたら幸いです。そのお手伝いができたらこれほど嬉しいことはありません。

※これは2010年9月現時点での捉え方です。各国料理店では、さまざまな事情で料理人がかわることがよくあります。となると、味も変わるのが常。場合によっては、記事を加筆したり消去することがありますので、ご了承ください。

素朴ななかにもセンスが光るモロッコ料理「エンリケ マルエコス」


エンリケマリエコス
白壁に灯る明かりには、ほっと和んでしまう温かみが。
モロッコで5年間、レストランや料理研究家のもとで料理を習った日本人女性がひとりで手掛けるモロッコ料理店。カウンター10席だけの小さなお店には、シンプルながら、彼女のお気に入りの小物がさりげなく飾られている。良質な素材や調味料を惜しげもなく使った料理には、さほどスパイスは使われないが、印象に残る旨み、野性味がある。

このお店の料理を、優しい味。ついひと言で言いたくなってしまうが、そんな言葉ではおさめられない不思議な魅力があるのは、きっと店主のお人柄という旨みが加えられているからであろう。

このお店を訪れると、なぜだろう。心が静まっていくのがわかる。エンリケ マルエコスでは、空間を、会話を、料理を、肩のチカラを少しぬいて愉しむのが合っている。

<お店の詳細>
「エンリケ マルエコス」(東北沢)

「エンリケ マルエコス」
住所:東京都世田谷区北沢3-1-15
電話:03-3467-1106
地図:Yahoo!地図情報