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ユルくてレトロでキッチリなFJクルーザー(2ページ目)

年内に日本発売を予定しているFJクルーザーというクルマ、並行輸入車も多数入っているので、見たことがある人も多いかもしれない。果たしてどのようなクルマなのか?

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

“適度なユルさ”と“キッチリさ”

FJクルーザー
エンジンは4リッターV6で276馬力。低回転域から太いトルクを出し、乗り心地は典型的なアメリカンSUV

前置きはこのあたりにして試乗と行きましょう。Dレンジをセレクトしてアクセル踏んだら、なかなかチカラ強い。なんたって4リッターという排気量を持つV6の276馬力。低い回転域から太いトルクをもりもり出している。一般道を流すくらいなら、2000回転以下でユルユル回っている感じ。

乗り心地は典型的なアメリカンSUVである。足回りはシャープの対極にあるが、かといってグニャグニャというほどでもない。「適度のユルさ」と表現すれば理解していただけるだろうか。なぜか走り出すとボディの大きさをあまり感じさせないのもアメリカンSUVっぽい。

FJクルーザー

アメリカンらしさと日本らしさをうまい具合に併せ持つFJクルーザー。価格設定次第で、かなり魅力的なモデルとなる
ブレーキの効き味やハンドリングも予想外にキッチリしており、このあたりが日本車らしいところかもしれません。日本で乗ってもストレスを感じないだろう。前述したとおり、生産は日野自動車の羽村工場。日本で発売するとなれば逆輸入でなく、羽村工場から直接ディーラーに運ばれることになる。

ただ4リッターV6だと税金も高いし、ガソリンだって喰う。ライニングコストの安い2.7リッター4気筒搭載の後輪駆動仕様なんかを250万円くらいで用意してくれたら相当売れるかも。いずれにしろ価格設定を含め、久々に発売が楽しみなクルマだったりします。
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