SUZUKI(スズキ)/スズキ

今、最良のコンパクト、新型スイフト(2ページ目)

新しいスイフトにジックリ試乗出来た。走り出して驚くのが乗り心地の良さ。コンパクトカーと言えば、一般的に快適性など二の次だが、誰でも明確に感じるほどの高い質感を持つ。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

エンジン&ミッションも言うことなし!

スイフト
旧モデルには1.2Lと1.3Lモデルが存在したが、新型から1.2Lに統一。ATは2段式CVTを組み合わせる

エンジン&ミッションも期待以上。バルブタイミング可変システムを追加した91馬力の4気筒は、常用回転域から必要にして十分なトルクを出す。なによりエンジンの振動少なく、高回転まで引っ張ったって上質のまんま。排気量のバリエーションが1.2リッターしか無いので迷わずに済む。

ATは燃費の良さで定評あるマーチと同じ2段式CVT。普通のCVTよりワイドレンジ(スタート用のギアは低く、巡航に入ると高いギアになる)。チカラ強くて省燃費なのだ。ワゴンRなどで気になった低速ギアから高速ギアへの切り替えに際に出る音も改良されたらしい。スイフトは全く気にならない。

スイフト
現時点では、最良のコンパクトカーと言えるスイフトだが、マイナーチェンジを控えるフィットが気になるところだ

個人的に「おお!」と嬉しかったのがXSグレードに標準装備されていたクルーズコントロール。長距離ドライブで燃費を稼ごうとしたら、90~100km/hでクルコンをセットするのがベスト。新しいスイフトなら22~24km/hくらいの巡航燃費になるだろう。

以上、現時点で販売されているコンパクトカーで最も良いクルマだと断言しておく。ただし! 最大のライバルであるホンダ・フィットが10月8日にマイナーチェンジを行う。マイナーチェンジ前のモデルですら価格や使い勝手まで含めればスイフトにとっても手強い。果たしてどんな改良を受けたか?
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