住宅リフォーム/住宅リフォームの流れ・時期

ちょっと待って! そのリフォーム本当に必要?(2ページ目)

リフォームの中には、大きな費用を掛けても効果が無いリフォーム、中にはリフォームをする必要すら無いものもあります。そのリフォーム、本当に必要ですか?

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド

増築リフォーム
リフォーム費用の坪単価が、いきなり跳ね上がる可能性も

「子供部屋の面積が足りない」 「リビングが狭い」 などの理由で増築リフォームをする場合は、効果と費用のバランスに注意が必要です。
後付けタイプのサンルームなら手軽に空間を広げることができる(ココマ/TOEX)

後付けタイプのサンルームなら手軽に空間を広げることができる(ココマ/TOEX

増築には、外壁を壊し、基礎を打ち、また新たに外壁を組み、屋根を掛けるなど、多くの工程が必要です。小さな面積の増築でも、これらの工程が必要になりますので、リフォーム費用の坪単価は跳ね上がります。

水まわりの増築は更に単価が上がる可能性が高く、ほんのちょっとだけ増築するというのは、コストパフォーマンスの悪いリフォームになってしまうことが多いのです。

またリフォームは先々を見据えての計画が大切です。将来は家族形態が変わり、家族の人数が減ることがあるかもしれません。老後はコンパクトに暮らすほうがラクな場合もあります。今増築してしまって、本当にいいのか? 10年先を考えて計画する必要があります。

増築リフォームの前に、空間活用やエクステリアの工夫を

ベッドや収納を組み込んだ家具を上手に使えば、6畳を2人の子供で分けて使うことも可能

ベッドや収納を組み込んだ家具を使えば、6畳を2人の子供で分けて使うことも可能

増築をする前に、まずは効率的な空間活用や、エクステリアを上手に生かすリフォームで、快適に暮らせるよう考えてみましょう。

子供部屋の場合は、ベッドや収納を組み込んだ家具を上手に使えば、6畳を2人で分けて使うことも可能です。

リビングなら、庭にウッドデッキを敷いたり、後付けのサンルームを取り付けるリフォームをすれば、手軽にひろびろとした開放感を演出することができます。

また増築をする際には、外壁や屋根のメンテナンスの時にまとめて工事すると、効率よく割安にリフォームすることができます。

では次のページで、目的を見失って不満を残しやすいリフォームをご紹介します。

 
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