住宅リフォーム/住宅リフォームの流れ・時期

ちょっと待って! そのリフォーム本当に必要?

リフォームの中には、大きな費用を掛けても効果が無いリフォーム、中にはリフォームをする必要すら無いものもあります。そのリフォーム、本当に必要ですか?

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド

リフォームの中には、大きな費用を掛けてもそれだけの効果が無いリフォーム、他にもっといい方法があるリフォーム、中にはリフォームをする必要すら無いものもあります。今計画中のそのリフォーム、本当に必要ですか?

収納リフォーム
面積だけ増やしても、部屋は片付かない

「収納が足りないから部屋が片付かない」 という悩みは多く、収納を作るリフォームは大人気です。しかしこの収納を作るリフォームは、内容によってはムダなリフォームになりやすく、掛けた費用分の効果が出ていないことも多いのです。

中がひとめで見渡せる収納は子供も片付けがしやすい(パナソニック)

中がひとめで見渡せる収納なら、子供も自分で片付けがしやすくなる(パナソニック

部屋が片付かない理由で多いのが、収納スペースが足りないのではなく、面積的には足りているのに、使いにくいから片付けしにくくなっているケースです。

【収納面積は足りているのに片付かないケース】
  • 収納の奥行きが深すぎて、奥が活用できていない
  • 収納の位置が高過ぎる、もしくは低過ぎるなどで出し入れしにくい
  • 収納が出し入れのジャマになっている
  • 内部の棚やダボが足りず、モノが積み重ねられている、もしくはスキマが多い
  • 大きな収納スペースに色々詰め込んでいるので、どこに何があるか解りにくい
出し入れしにくい収納では、いったん出したら出したままになりがちです。このような状況のまま、収納面積だけ増やすリフォームをしてもあまり効果はありません。使いにくい収納がいくらあっても、部屋は片付かないままなのです。

収納を作るリフォームの前に、まずは今ある収納の見直しを

活用しにくい収納スペースの代表といえば押入れ。まずは押入れから見直しましょう

活用しにくい収納スペースといえば押入れ。まずは押入れから見直しを。

まず今ある収納を見直しましょう。収納の全てが100%活用できているか、出し入れしやすいかチェックします。

そして使い勝手の悪い収納は、引き出しセットを取り付けしたり、扉の開閉方法を変えるなどして使いやすい収納にリフォームしましょう。

それでもまだ収納が足りない時、初めて収納を作るリフォームを考えます。

その際には、掛けた費用分の価値がある収納リフォームになるよう、全ての空間をシッカリ活用できるプランを練っていきましょう。

次のページは、坪単価が跳ね上がるリフォーム、目的を見失いやすいリフォームです。

 
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