日本人が入学できる日本の学校！
変な見出しになってしまいましたが、日本の学校教育を基礎に置く“英語で教育するスクール”です。英語イマージョンスクールと呼ばれています。例えば、群馬国際アカデミーは半官半民の英語イマージョンスクールです。静岡の私立の加藤学園のイマージョンスクールなどが有名なところです。全国各地にこのような私立の英語イマージョンスクールがあります。
卒業後に日本の大学にも進学ＯＫ
国際的なカリキュラム（例えばIBプログラム等）を受けた生徒は日本の大学に進学できるようになりました。日本のほとんどのインターナショナルスクールは国際的なカリキュラムの下で学校教育を行っていますから安心です。少し前は大学検定試験を受けないと日本の大学に入学できない仕組みでしたが、今は大丈夫です。ただ医学部など非常に高度な受験を乗り越えなければならないときは塾に行くなど、それなりの対策が必要になります。
家庭での日本語の学習が大事になる
私の知り合いにインターナショナルスクールに行っている子どもがいますが、その子はスクールが終わってから公文式教室の国語を勉強しています。日本語の教育が難しくなるのがインターナショナルスクールに行った場合の悩みの種。漢字、ひらがな、カタカナ、子どもが少しずつ覚えないとなかなか難しいですからね。自分の名前を漢字で書けなかった少年、兄妹の会話は英語、親が理解できない英会話が家庭で発生など、日本語教育に熱心に取り組まないと変な日本人が出来てしまう可能性があります。
学費、諸費用は高額になることを覚悟
いろいろ含めると１年で、約150～200万円かかります。一人の子どもにかかるのがこの位ですから兄弟、姉妹で通っていたら莫大な金額になりますね。少子化も手伝って6ポケッツという言葉もあります。両親、双方の祖父母の財布から学費を絞り出して子どもの教育に充てているという実情です。日本に長期短期滞在している外国人子弟の場合、親の会社が負担していることが多いと聞きますが、日本人家庭の場合はそうはいきませんね。
退学して日本の公立学校には行けるが……
無理だと思ったら、途中で退学して日本の公立学校に入学可能です。その場合、子ども本人が日本の学校に適応できるか、日本語、学習内容、環境、友人など問題も山積みです。公立学校での生活が難しそうな場合は、私立の海外子女コースが受け入れになるようです。
