GSマーク
ドイツの機器安全法に基づき、製造工場の品質管理体制も厳しく問われている。上図はGSの規格に基づき、TÜVが認証したという意味のマーク
法的に義務付けられてはいませんが、ドイツの「機器安全法」に基づいた検査に合格した製品に付与されるマークです。認証を行なうのは、ドイツ政府がGS認証機関として認定した機関。GSマーク認証には製造工場の品質管理体制も問われ、認証後も1~2年に一度の定期的な検査が義務づけられています。
この検査では認証を受けた製品が忠実に再現、生産されているかもチェックされ、品質管理工程、製造環境、試験・測定機器の保守などが対象となっています。
TÜV
ドイツの技術検査協会が行なう安全や品質に関する認証、およびその民間検査機関のこと。世界のあらゆる規格に対応した試験が行なわれ、DIN(ドイツ連邦規格)、CE、ISO規格など多岐に渡り、CEマーキングに際しては公認機関として許可されています。
ただし、TÜV自体は規格の発行を行なっていないため、TÜVの認証が得られた場合には「CEとTÜV」など複数のマークが貼付されることになります。各国の安全基準や規格に対して、どれだけ厳格に準じているか、また高い生産管理体制を持っているかの目安として、非常に信頼性の高いマークです。