学生に就活について話を聞いてみると、仕事に対する考えが変わってきていると感じます。この変化がすこし危険だと感じています。その内容をご紹介します。
普通が一番の草食系男子が増えている?
最近の男子学生の中には、草食系男子が増えているとか。恋愛に積極的でなく、優しい性格の彼らは、職業観も独特のようです。草食系男子学生は、営業職などではなく事務系などの内勤の仕事を好み、出世欲もほとんどなし。静かに決められた仕事をこなすスタイルが好みのようです。何事も他人と一緒が一番。目立つことは避けたいので、積極的に働きかける仕事は避けたいといったところ。
責任のある仕事はイヤ?
また、責任が伴う仕事を嫌がる若者も増えているようです。自分で考えて切り開いていくというより、決められた仕事をコツコツとやりたいというところでしょうか。目立たず、他人と同じことを、上司に言われた通りにこなしたいというのが本音のようです。就活中から、責任のない仕事を探している学生さんが多いのに驚きます。
給料と責任は正比例
責任のない仕事を求めるのもいいのですが、よく考えてからにしてくださいね。給料と責任は比例するものです。責任のない仕事は、基本的に給料が大幅にあがる仕組みにはなっていませんのでご注意を。年功序列で年齢や在職期間に応じて給料があがる時代は終わりました。今は、成果主義です。会社にどれだけの利益をもたらしたかというのが問われる時代。収入を増やすためには、会社への貢献度をあげていかなくてはいけません。
責任のない仕事を希望するということは、給料があがらない人生を選択したということですよ。給料があがらないということは、生活設計のやり方も変える必要があるかも。
次のページで、給料があがらない生活とその生活設計について考えてみましょう。