なぜ入居者の入替え時が値上げのベストタイミングなのか?

前回は家賃の値上げに関するリスクについて解説しました。更新時に値上げを切り出すと、入居者が転居してしまう恐れがあるのでしたね。でも、一方では家賃をうまく値上げすることに成功している大家さんもいます。

それでは家賃値上げはいつ行えばよいのでしょうか?

結論から言えば家賃値上げは入居者の入れ替え時がベストな時期になります。

今回はなぜ入居者の入れ替え時がベストなのか、その理由について解説していきましょう。

退去時は家賃値上げのチャンス!


あなたのお部屋が相場より5,000円安く貸し出されていたとしましょう。たまたま入居者がこの9月に退去することになりました。このお部屋の入居募集時は入居者を見つけるまでに長時間かかってしまい、結果として5,000円も値引いて入居してもらっていました。

でも、入居後、あなたは自分でアパートの掃除をまめにしたり、共用部の階段の塗装をしなおしたりとアパートの価値を高めることに努力しています。

たまたま9月にお部屋が空いてしまいましたが、これは低く貸し出されていたお部屋の家賃を相場家賃までアップさせることのできるまたとないチャンスです。

これがもし更新時の値上げだったとしたら、前回お話したように現入居者に引越しされてしまう可能性があります。でも、既に退去していれば、そのような心配はないわけです。

仲介業者に嫌な顔をされたけど・・・


「でも浦田さん、家賃を値上げして募集してください、と仲介業者に依頼すると、嫌な顔をされ、現状家賃での入居募集を勧められるのですが・・・」

もしかすると、このようなご経験があるかもしれませんね。

でも、ご心配なく。仲介業者が現状の家賃での募集を勧めるのは、その方が入居を決めやすいからに過ぎないのです。あなたが物件の価値を維持するためにどれだけ努力をしているかなど、普通の仲介業者には関心がないのです。

内見にきた見学者が家賃に見合うお部屋だな、と感じさえすれば、家賃値上げはそう難しくはありません。

アパートの価値はあなたのみが知る・・・


家賃値上げのタイミングについてまとめると、

・値上げはあくまでも家賃が相場よりも低い場合に有効
・入居者の入れ替え時がベスト
・相場家賃からさらに値上げを狙う場合はさらなる付加価値をつける必要がある(ここでは解説しませんが、詳しくは拙著「金持ち大家さん」だけが知っている空室が満室に変わる究極の方法をお読みください)

ただし、家賃値上げのためにはキレイに掃除したり、こまめにリフォームをして快適な住環境を入居者に提供してあげる必要があります。家賃の値上げが容易になるように、常日頃からアパートの価値を高めることを意識しましょう!
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