今回は、大空間で間取り自由自在の子ども部屋、二段ベッド+チャイルドリビング、子ども部屋は小さいほうがいい?キッズルーム+家族で使うカルチャールームなどをご紹介します。
大空間で間取り自由自在!厚み7cmのドアで仕切って子ども部屋に
子ども部屋が必要な期間は意外と短いもの。子どもの成長にあわせて、部屋をフレキシブルな作りにしておくと、その後の暮らしがしやすくなります。下の写真は、2階に17畳という大空間を作り、厚み7cmの吊り戸で間仕切って、生活スタイルの変化にあわせて使えるように工夫された部屋の様子です。この戸の厚みは7cmあるので、戸では不安なプライバシーも、壁としてしっかりと守ってくれます。
17畳の大きな部屋をライフスタイルに合わせて間仕切って使う。最初は大広間、子どもが大きくなってきたらそれぞれの個室に、巣立った後は夫婦の寝室としても
厚み7cmの吊り戸で間仕切るので、プライバシーも安心(大成建設)
もともとここは子ども部屋という限定目的で作った部屋ではないとのこと。大空間を作って、後から大掛かりなリフォームをしないでも、好みに合わせて使うことができるよう考えられた部屋です。
例えば子どもが小さなうちは、ファミリー&チャイルドルームとして使い、子どもが大きくなったら戸で間仕切ってそれぞれの個室に、子どもが巣立った後は夫婦の寝室にしてもよし、趣味のアトリエでもよし、生活スタイルに合わせて自由に使える空間になります。
二段ベッド+チャイルドリビングで年代の変化に対応しやすい子ども部屋
ロフトから遊び心満載のチャイルドリビングを眺める。年代の変化に対応しやすいように考えられている。
上の写真は2Fの大きなワンルームの半分を、チャイルドリビングにした子ども部屋の様子です。チャイルドリビングといっても、特別な何かがあるわけではなく、ワンルームの半分に二段ベッドを置いて、残りの半分をきょうだいの共有スペースとして使うというものです。
小さいうちは二段ベッドできょうだい楽しく。大きくなったら2部屋に分けられるようベッドも分割できるように(ハウゼ)
小さなうちは共有スペースできょうだい一緒に勉強したり、ころげまわって遊んだり。床も身体にやわらかいように、無垢のフローリング材が使われています。また部屋を2つに分けて使う時のために、ドアは最初から2つ。ロフトに上がる階段も2つ準備されています。
子ども部屋は、年代によって部屋の使い方が大きく変わる空間です。後になって大掛かりなリフォームが必要にならないよう、簡単に足したり動かしたりすることで、空間を変化させることができるよう、工夫しておきましょう。
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