住宅リフォーム/収納リフォーム

徹底比較! 収納リフォームは扉で差がつく

狭い場所でも使い勝手は上々な扉、小型収納向けの扉、人気の折れ戸の弱点は? 引き出しが使えないケースが多いワケなど収納扉の選び方を紹介します。

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド

収納スペースを作るリフォームは大人気! でも、とりあえず収納を作って…… というようなリフォームをしてしまうと、せっかく作ったスペースが使いにくいということにもなりかねません。使い勝手の大きな差は、どんな扉を選ぶかでも決まります。そこで今回は収納扉をスタイル別に徹底比較! それぞれの長所と短所、どんな収納に使えば良いかについてお話しします。

狭い場所でも使い勝手は上々な 「引き違い戸」


通路幅の狭いキッチンでも引き違い戸なら大丈夫! 透明感のある戸が明るい雰囲気に。
2枚より3枚戸のほうが開口面積は大きくなるが、枠の厚みが増す。(キュイジア/TOTO

「引き違い戸」 は開いた時に前に飛び出してこないので、収納前のスペースが狭い場合に向いています。以前は引き違い戸というと押し入れのイメージが強かったのですが、最近ではスタイリッシュなデザインが増え、地震での安全性の高さからも、引き戸収納を作るリフォームが増えています。

ただし、引き違い戸は戸の幅が小さいと開口面積が狭くなり中が見難くなりますので、中型収納~大型収納に向いています。寝室がベッドでいっぱいで…… というような時に便利な引き違い戸のクローゼットの様子は、下記でご紹介していますのでご覧になってみて下さい。
■クローゼットはこう作る!収納リフォーム術

取っ手のデザインも楽しめる! 小型収納向きの 「開き扉」


幅50cm程度の片開き収納を組み合わせた玄関収納。取っ手の有無やデザインでも楽しめる。
扉の裏側に小物収納を取り付けたりなどのアイディアも(キュビオス/パナソニック

2枚の扉を開く 「観音扉」 と、1枚を開く 「片開き扉」 があり、値段も安くリフォームでも作りやすいので様々な収納に使われます。開いた時に扉の幅分が前に飛び出してきますので、収納前にある程度のスペースが必要です。

余り大きな扉だと、開閉するたびに立ち位置の移動が必要になることと、扉を支えるため枠が必要ですので、小型収納~中型収納に向いています。下記に開き扉と引き出しを組み合わせた、高効率の玄関収納をご紹介していますので、ご覧になってみて下さい。
■すっきり暮らすマンションリフォーム収納術

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次のページでも、収納扉をスタイル別に徹底比較!
大開口で人気の折れ戸の弱点は?
左右ではなく上下に開く! プラスαの機能を追加した扉
● キッチンでも人気の引き出しが使えないケースが多いワケ
● 使用頻度の高いモノの収納スタイルはコレ!
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