住宅リフォーム/収納リフォーム

徹底比較! 収納リフォームは扉で差がつく(2ページ目)

狭い場所でも使い勝手は上々な扉、小型収納向けの扉、人気の折れ戸の弱点は? 引き出しが使えないケースが多いワケなど収納扉の選び方を紹介します。

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド

大きな幅の収納スペースを全開口したいなら 「折れ戸」


2m以上ある幅広のクローゼットも、折れ戸なら一気に見渡すことができる。
メリットを生かすためにも、折れ戸は大きな幅の収納に使う(アイ・シェルフ/パナソニック

クローゼットのリフォームで 「折れ戸」 を選ぶ方は多く、とても人気のあるスタイルです。扉を折って畳んで寄せますので、開き扉より収納前のスペースを取らず、なにより大きな幅の収納スペースを全開口できるのが特徴です。

引き違い戸だと扉を寄せた部分は中が見えませんし、開き扉だと扉を支える枠が途中に入りますが、折れ戸なら幅広のクローゼットでも中をひと目で見渡せますので、洋服選びがとても便利になります。

ただし乱暴に開閉すると金物がゆがんでしまい、開け閉めがしにくくなってしまうことがあることと、開き扉に比べ費用が若干高くなります。下記では、使い勝手の良い壁面クローゼットとウォークインスタイルの収納の作り方についてご紹介していますので、ご覧になってみて下さい。
■パーツを使って収納リフォームの達人になる

機能性なら 「引き上げ扉」 や 「引き落とし扉」


上の扉は、引き上げ扉にスライド機能を加えたスイングアップとも呼ばれるスタイル。
下の扉は引き落とし扉でデスクとして使えるが重量に注意(キュビオス/パナソニック

左右ではなく上下に開くことを考えたのが、「引き上げ扉」 や 「引き落とし扉」 です。引き上げ扉は、上に扉を持ち上げて開くスタイルで、キッチンの吊り戸棚など頭上の収納で大活躍! 開けたままでも扉が邪魔になりません。

引き落とし扉はいわゆるライティングデスクタイプ。開いた時にカウンターとして使うことができるなど、扉として使うだけでは無く、プラスαの機能を追加したスタイルです。

ただし、引き上げ扉は、開閉にある程度の力が必要なことと、引き落とし扉は、使用する金物や扉の耐久性によって、支えることができる重量が変わります。下記に、引き落とし扉と同じような開き方で、使う時だけ開く壁面埋め込み用のイスのセットをご紹介していますので、ご覧になってみて下さい。
■壁の中をリフォーム!イス・棚・収納セット

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次のページでも、収納扉をスタイル別に徹底比較!
キッチンでも人気の引き出しが使えないケースが多いワケ
使用頻度の高いモノの収納スタイルはコレ!
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