住宅設計・間取り/収納プラン

共働きのリビングは「3歩&3分」収納で解決

収納さえあれば片づく!とは限りません。はっきりとした目的をもって収納を造らないと、収納本来の機能が発揮できないのです。今回のキーワードは「3歩&3分」収納です!

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

仕事に育児に追われている家庭では、片づけに手間取ることがイライラのもとになります。そんなストレスを消してくれる収納があったらよいと思いませんか? その秘訣は、徹底して無駄を省くこと。しかも短時間で片づくのに手抜きには見えないこと。そんな効率の良い収納づくりについて考えてみましょう。

散らかりやすい3カ所

散らかることを前提に収納を考えよう
家族で長時間を過ごす場所はリビングという家庭が多いことでしょう。南に面して窓があって、部屋の一角にはテレビがあるというのは、ごく一般的なリビングの様子。そしてそこの居心地が良ければ良いほど、自然とモノも集まって散らかりやすくなります。そんな散らかりがちな場所は次の3カ所。

1.明るくて床がまとまって空いている所
子どもは床におもちゃや絵本を広げたがり、遊んだあとは疲れ果ててそのままになります。

2.テレビゲームができる所
ゲーム好きは、時間を忘れていくつものゲームに夢中になってゲーム用品が散乱します。

3.腰を落ち着ける所
腰掛けたまま手を伸ばせば何でもある状況にしたくなり、ソファなどの周囲にモノがパラパラと散らばります。

上記のような場所は、どの家庭にも必ずあるはず。それなのに、片づいている家と散らかっている家との違いは何? その秘訣は、3カ所に着目した収納づくりにあるのです。
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