仏間どころか、和室のない住まいが増えています。やがて困るのは仏壇のこと。これまでのしきたりと今の生活空間を両立できる収納について考えてみましょう。

家族がお参りしやすいのがリビング

仏壇収納
住まいに合わせてコンパクト化する仏壇。
仏間がなくなったおかげで、仏壇を安置する場所に悩む時代になりました。マンションでは、和室があっても6畳ほどの広さが一般的。しかも、そこは日常生活の場として家具を置いたり、夜には布団を敷くケースも。そこではたと困るのは、仏壇を安置するスペースがとれないことです。

仏壇を安置する場所は、家族が落ち着いてお参りしやすい部屋にするのが基本。安置する向きに吉凶はないようですが、一般的には北向きを避けるそうです。ということは、寝室のようなプライベート空間は避けて、リビングが良いということになります。

ところが次に気になるのは、リビングのインテリアに合うかどうか。そして仏壇を単体で置くとなると、適当な場所を見つけるのが大変。そのサイズも気になるところです。

システム収納を使って仏壇を安置する

壁面収納システム
棚の間口40センチ、奥行き45センチと60センチがある。「ユニット仏壇対応システム収納」【マノーネ】、仏壇は13タイプ。ユニット仏壇「core」【八木研】
仏壇の安置場所を今すぐに解決する必要がなくても、やがてその時期が来ると分かっているなら先に収納を計画して、そこに仏壇を組み込むことを考えるのが得策。テレビボード、本棚、飾り棚として使える壁面収納は、もともとリビングの収納として備えておきたい機能です。そして、実用とインテリアが両立しやすいのは、壁面収納のメリットでもあります。

さらにシステム収納の場合は、引き出しや棚などのパーツの組み合わせによって、使い方をフレキシブルに変えていける点が強みです。ライフスタイルが変化すれば、収納するモノも変わります。いずれは、仏壇の安置を考えるときがくる家庭もあることでしょう。

仏壇自体も、今の生活空間に合わせて進化しています。モダンなデザインでコンパクトになって、ユニット化されているため選びやすくなりました。将来を見越して、壁面収納の一角を仏壇の安置場所として想定しておくのも一つの手です。飾り棚のヒトコマを使って、ガラス扉で埃よけにするスタイルでもいいでしょう。収納にピタリと収まれば、インテリアとの調和が図れます。

リビングが南に面している住まいが多いので、壁面収納の位置は東、西、北のいずれかになり、結果として仏壇の向きが北になることが避けられます。リビングにあれば家族とのつながりができて、故人の供養がグっと身近なものになるのではないでしょうか。

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