軽井沢
リゾートの草分けとして知られる軽井沢の別荘地。カラマツの森が広がり清涼な高原リゾートが楽しめる(イメージ)
リゾート物件を購入したい人にとって気になるのは、今が買いどきかどうかということではないでしょうか。リゾート業界は株価に連動する、景気に左右されるとか言われていますが、それは過去のデータから判断すると、あながち間違いではないようです。とすれば、長く続いた不況からようやく脱出。景気回復の兆しが伝えられている今は、リゾート業界にとっては追い風。これからは買いどきの時代かもしれません。

とはいえ、リゾートに関する情報は、マンションや一戸建ての情報に比べかなり少ないのが現状。そこで、リゾート市場が今どんな時期なのか、どんな歴史をたどって今日に至っているのかを見てみましょう。


爆発的に売れたバブル期

全国リゾートマンション市場動向
<全国リゾートマンション市場動向>1990年に供給のピークを迎え、最近まで新規供給がなく、リゾートマンション市場は低迷。一方、在庫もほとんどない状態(出典:リゾート事業協会調べ)


今や遠い過去のことのようでもありますが、大量生産、大量消費で作れば作るだけモノが売れたバブル期がありました。それは、ほんの十数年前のことなのですが、首都圏の住宅があれよあれよという間に高騰。それにあわせて全国各地のリゾート物件も注目され、それまで3000戸強の供給しかなかったものが、1988年から1990年の間、毎年約1万1000戸~1万4000戸のペースでリゾートマンションが新規に分譲されたのです。

全国別荘地市場動向
<全国別荘地市場動向>別荘地供給のピークは1988年、以降供給は大幅に減少しているが、在庫数は多い(出典:リゾート事業協会調べ)


別荘地も新規の供給が1988年に2186区画。現在にいたるまでの最高の数字となっています。人気の高い軽井沢の物件など、登録のために現地の販売事務所前に車を止めて車中泊しながら順番を待つほどの加熱ぶりでした。
首都圏でのマイホーム購入がむずかしくなり、「新幹線通勤」という言葉が生まれたのもこの頃です。

別荘の価格も高額で、大手デベロッパーの分譲は4000万円以上が普通。1億円を超える高額な物件も売れました。また購入者は一般のユーザーより、法人が節税や投資目的で購入することも多かったのも特徴的。土地だけ買って、建物は建てない状態で社有するため、別荘地として十分に活用されないという問題も生まれました。

バブル崩壊をきっかけに低迷期を迎えたリゾート市場はどうなっていったのでしょうか? 詳しくは次ページで解説しましょう。


※2つのグラフおよびリゾートマンション、別荘地の供給数、在庫数についてのデータはリゾート事業協会(JREA)調べによるものです