別荘・リゾートマンション/高原エリアの別荘・リゾートマンション

子供たちとひと夏を過ごす、蓼科の別荘

別荘をなぜ買ったの? エリアはどうやって決めたの? 別荘でどんなふうに過ごしているの? 別荘は欲しいけど、わからないことが多くて不安という場合、実際に購入した人の経験談を聞くことで明確になってきます。

平野 ゆかり

執筆者:平野 ゆかり

別荘・リゾートマンションガイド

リゾートイメージ
ライフスタイルや家族構成によって、別荘ライフはさまざま
別荘やリゾートマンションを検討する際、「エリア」と「目的(現地で何を楽しむか)」をベースに検討することを記事「ライフスタイルに合わせて、エリアを選ぼう」にておすすめ致しました。とはいえ、初めて検討する方にはどんな視点でエリアを選び、そこにはどんな別荘ライフが待っているのか、イメージしにくいかも知れません。

そこで、この「教えて!あなたのリゾートライフ」シリーズでは、既にリゾートライフを堪能しているご家族の生の声を通じて、みなさんのリゾートライフの参考にしていただければと思います。今回の記事は、私と同世代のIさんへの取材レポートです。

Iさんが別荘を購入したのは、今から18年前のこと。Iさんにはお子さんが3人いて、当時5歳、3歳、1歳の賑やかな5人家族。「子どもが小さいと、どこかに遊びに行こうと思っても、ホテルとかは窮屈。子どもが騒ぐと迷惑をかけるし、予定をしていても病気になってキャンセルしなければならなくなったことも……」。気楽に使える家が欲しいなあと思ったのが、別荘を購入するきっかけになったとそうです。


エリア選びは、自宅からアクセスのいい中央自動車道を使って

Iさんの住まいは国分寺市。どこに別荘を買うかについては、「自宅から出やすい中央自動車道を利用することが前提でした。蓼科だと2~3時間で行けるからいいかなと。軽井沢あたりは全然遠くて、考えられませんでしたね」とのこと。当時は今のように別荘に関する雑誌とかがなく、たまに新聞広告で目にする程度だったので、実際に蓼科に行って、ぐるぐるいくつか別荘地を見て決めたそうです。

「別荘地の規模や管理の様子で決めました。決めた別荘地のなかで、いくつか土地を見ました。実家の父に相談して、道路に面した平坦地にしました。雪が積もるので斜面より平坦な方が安全。父は、資産性も考えて道路沿いを勧めたのだと思います」(Iさん)


夏休みの1ヶ月を蓼科で過ごす

Iさん別荘外観
2LDKから3LDKに増築、地下には卓球台も備えたIさんの蓼科の別荘
購入してすぐ別荘を建築。工務店は購入した別荘地を管理する会社から紹介された地元の工務店に頼みました。雪も積もる地域なので、メンテナンスを考え、地元のほうが小回りが効くと考えたからです。当初は2LDKの平屋。毎年、3人の子どもたちと一緒に、夏休みのほとんどを蓼科で過ごすのが恒例になりました。

「自宅に居るのと同じように別荘で過ごしていました。夏休みの宿題をしたり、散歩したり、スーパーに行ったり、バドミントンをしたり……」(Iさん)

週末にはパパが合流。東京から友達が遊びに来ることも多く、2LDKでは狭いので3LDKに増築。約100平米の別荘になりました。

「夏は涼しくて最高。1ヶ月いても飽きません」。追加した部屋の地下には卓球台も置き、トイレも2つ。大人数での宿泊も可能になり、毎年、春・夏・冬の子どもの休みには蓼科で過ごしたそうです。

子どもたちが中学生になると、今度はスキーの拠点に。「まわりにスキー場がいくつもあるので、便利でした」とIさん。また長男が中2の時、自転車で国分寺の自宅から友達4人と蓼科まで来たこともあったそう。甲府で1泊して来たとのことですが、それにしても片道250km。おしりの皮もむけたようですが、たくましくなったなあと感じたに違いありません。

そんなIさんが、今一番楽しんでいることがあるのです。それは……次ページで紹介しましょう。
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