別荘を購入する方は、大きく2つのタイプに分けられるといいます。一方は、小さい我が子と一緒に過ごすために別荘を購入される方たち。夏休みや連休を使って、別荘ライフを子どもと楽しく過ごしているのです。もう一方は、既に子どもは成長し、独立。夫婦二人でのんびり過ごすために、購入される方たちです。

今回の記事は後者。お子さんが成長し、夫婦で過ごすために伊豆高原に別荘を構えたNさんのお話です。


エリアは、自宅から約2時間の伊豆高原

伊東の空撮
空から見た伊東市。海と山に囲まれた自然豊かな伊豆半島にあり、温暖な気候に恵まれている(写真提供:伊東観光協会)
Nさんが別荘を持つきっかけになったのは、奥様の友人が伊豆高原に別荘を持っており、そこに2回ほど遊びに行ったことです。「その時から漠然と、温泉のある別荘はいいなあと思っていました」と奥様。

Nさんのお住まいは横浜ですが、実家は三浦半島。二人の子供たちが都心の学校に通うのに不便だったことから、10年以上前に通学に便利な横浜にマンションを購入し、生活拠点は移しました。一方、三浦半島の実家は土地が60坪ほどあり、海も近く環境も良かったのですが将来も使う予定がなかったため、手放すことを考えていました。手放す代わりに、別荘を購入することにしたのです。「横浜の住まいはマンションなので、資産として土地は持っていたいと思っていました」(Nさん)


大室山の桜
伊豆高原のシンボルでもある大室山(※)。春には桜の名所として人気(写真提供:伊東観光協会)
「どこに別荘を買うかで、蓼科や富士山麓などいろいろ実際に見学しました。標高が高いと雪も多くて寒そうだし、自宅から3時間かかるところは、年をとると遠く感じるかもしれないと思いました」(Nさん)

自宅から2時間くらいでないと行きにくくなりそうだねと夫婦の意見が一致。すでに友人もいて温泉もある伊豆高原で購入することに決めたのです。

予算は実家の売却代金。伊東にある地元の不動産会社に物件を8件ほど紹介してもらい、そのなかから大室山の麓にある別荘地で、土地約130坪、建物約33坪の建売別荘を、7年前に購入しました。お風呂にはすでに温泉が引き込まれていて、権利金として別途30万円ほど支払ったとのことです。

伊豆高原でのNさんの別荘ライフはまだまだ続きます。次ページへ!


※大室山は標高581m、伊豆高原駅の北西側にあり、麓は4月には約3000本の桜が咲く名所。4月と9月の2回咲く品種もあります。また2月の風物詩として、「山焼き」も有名。