どんなシステムで利用できるの?
利用の仕方は、「フランチャイズ型」、「複数施設共用型」、「単独拠点型」の3つに分かれます。フランチャイズ型は、自分の所有する施設や部屋の利用を基本とし、クラブが展開する複数施設の相互利用ができるシステム。複数施設型は、複数の施設を展開しており、会員は好きな施設を利用できるシステム、単独拠点型は1つの施設だけを利用できるシステムです。最近の会員制リゾートクラブは「フランチャイズ型」が最も多く、この「東急ハーヴェストクラブ那須」もこのシステムで、21カ所の施設の相互利用が可能です。
では具体的に「東急ハーヴェストクラブ那須」どんな利用ができるのかを聞いてみましょう。
1.会員になると利用券が年間30枚発行されます。(30枚の内訳はホームグランドである那須の利用権が18枚、相互利用券が12枚)
2.1枚で1泊1室利用できます。宿泊利用料は一人1泊3360円(年齢や一部利用施設によって異なる)
3.宿泊予約は通常期間は電話やインターネットで、トップシーズンなどの特定期間は抽選になります。
そのほか、ホームグランドについては優先的に予約がとれるシステムになっており、空いていれば当日予約でもOKとのことです。
こういった利用の仕方は「チケット式」と呼ばれて、チケットを持参すれば誰でも会員料金で利用できるシステムです。「カード式」と呼ばれるシステムでは、原則として会員と同伴者に利用が限られます。
また1週間を毎年予約なしで利用できる「タイムシェアリング式」もあります。
本当に予約できるのか不安ですが…
会員制リゾートクラブで不安に思っているのが、本当に使いたい時に使えるのか?ということでしょう。販売スタッフの永塚さんは、「通常、夏休みにはホームグランドで購入された40%~50%の方が申し込まれるようです。特に開業したばかりだと、さらに多くの方が宿泊を希望されるのですが、夏休みは期間が長いので9割くらいは予約が取れるようです。コンピューターによる抽選は、公平性を重視したポイント制です。1回はずれると次回は当選しやすくなります」と説明してくれました。
普通のホテルを利用するのと、どう違う? 何がメリット?
那須の自然に合った落ち着いたインテリアでコーディネートされた客室 |
●通常のホテルは休前日やトップシーズンには、料金が高くなることが多いが、東急ハーヴェストクラブの場合は、いつも同じ値段で宿泊できる
●はじめてのホテルでは、サービスや設備などでがっかりすることもありうるが、ここでは相互利用の施設と利用しても同じサービスが受けられ、リスクがない
●誰でも宿泊できるホテルと違い、会員制でステータスもあり、安心して利用できる
会員制ならではの大きな違いは以上のようなことのようです。
別荘を利用するのと、どう違う? 何がメリット?
今回の「東急ハーヴェストクラブ那須」は、現在第5次募集で募集価額は472万円です。別荘を購入するより手軽な価格で購入できるのも会員制リゾートクラブの特徴ですが、そのほかにどんなメリットがあるのか聞いてみました。●別荘では、利用するたびに掃除などの家事や水抜き、水出し、メンテナンスなどが必要ですが、ホテルなので、そういった手間がかかりません
●別荘では部屋が暖まるまで時間がかかりますが、暑い夏や寒い冬もいつでも快適な室内環境で利用できます
●フロントには24時間常駐でスタッフが対応しますので安心です
●温泉大浴場や屋内プール、レストランなど施設が充実しており、一年中楽しめます
●1ヵ所だけでなく海、高原、温泉といろいろなリゾートホテルを楽しむことができます
別荘と比べると以上のようなメリットがあるとのことです。
次のページでは、「東急ハーヴェストクラブ那須」の特徴を紹介します。