これからのリゾートは「医食住」で決まる!
逗子や葉山に比べ、求めやすく、温泉も使えるところから団塊層に人気なのが湯河原です。2006年には新規マンションが177戸も販売されました。価格は3,000万円前後、坪単価も136万円と、湘南に比べて割安感があります。一方、箱根も神奈川のリゾートですが、ここは新規よりも中古マンションが豊富なエリアです。毎年1,000戸くらいが流通しており、平均価格は1,000万円台前半。築年数は17、8年と経っていますが、バブル期のものなので、仕様はいいかもしれません。いずれにしても戸数が豊富なので、いろいろ選べるでしょう。
(株)東京カンテイの市場調査室・中山登志朗さんは、「医療機関や生活利便施設が整ったリゾートエリアは、今後の生活に特段の不安材料がないことから、団塊世代には非常に人気があるようです。最近の衣食住は医食住というふうに変わってきているようですよ」と指摘しています。
別荘は駅から離れている場合がほとんどですが、マンションならリゾートエリアの街中や駅の近くに建つこともあります。定住を考え、便利さを重視する人は「医食住」でチェックしてみてはいかがでしょう?
※新築マンションの供給数および中古マンションの流通数については、いずれも(株)東京カンテイのデータに基づいています。