電柱なし、自然に融け込むスウェーデンヒルズ
ベニガラ色のスウェーデンハウスが並ぶ街並み。冬の雪景色を見ていると北欧の街に迷い込んだような気持ちになる |
さて、住宅街を見学しましょう。この街はビレッジ、イースト、ウエストの3つの街区に分かれており、ビレッジが最初に開発されたエリアです。街の建物は、ベニガラ色の外壁がほとんど。窓枠やドアは白で、すべてスウェーデンハウス。統一感があるのは、この街を開発するにあたっての建築協定で、色や建物の高さ、境界に柵を設けないなどということも決められているからです。
道路はゆるやかなカーブを描いているので、街並みをより美しく見せてくれます。またこのスウェーデンヒルズは1区画が約160坪近くあるので、家と家の間隔もゆったりしており開放的です。
さらにすごいのは電柱がないこと。電線や電話線はすべて地中埋設されているので、すっきり見事な景観を作り出しているのです。雪景色のなか、シラカバやハルニレなどの木々が植栽されているのがわかります。なにか日本ではない、北欧の町に迷い込んだよう。サンタクロースが歩いてきそうな風景なのです。
クリスマスにはスウェーデンのお祭りルシア祭が恒例のイベントなのだとか。子どもたちや高齢者にはサンタからのプレゼントがあるそうです。