入居してみて、初めて分かることもたくさんあります。そのひとつが、「騒音」。
「隣に住んでいる人が、音楽を聴く音が響く」とか、「夜になると、上の階に住んでいる人の歩く足音がパタパタとする」など、実際に住んでみてから気づくことがあります。
でも、できれば入居する前に「この部屋は音が響くのかどうか?」を知りたいもの。では、賃貸住宅を選ぶ場合には、どこをチェックすればいいのでしょうか?そのポイントをいくつかご紹介しましょう。
一般に、アパートよりマンションのほうが、建物の構造がしっかりしていて、音が響きにくいといわれています。家賃はマンションのほうがちょっと高めですが、音が気になる人は、アパートよりマンションを選んだほうがいいでしょう。
フローリングは、人気の高い部屋ですが、カーペットや畳よりも音が響きます。それは、フローリングはクッション性がカーペットより劣っているためです。以前は、フローリングにするのは1階だけで2階以上はカーペットにすることもありましたが、今は2階以上でもフローリングにすることが多くなりました。
上階がフローリングなら、多少の音は覚悟するか、もしくはフローリングの部屋は避けるのが賢明ですね。
隣の部屋との境は、壁だけではなく、収納スペースがあると、隣からの音が響きにくくなります。収納スペースが、空気の層となり、音を響かせにくくするためです。隣の部屋の間取りがどうなっているのかは、不動産会社にある間取り図面で分かりますので、確認するといいですね。