街の看板にも中国語と英語が混在している。魅力的な街だ |
1997年7月に中国に返還されてから、早8年が過ぎた香港。亜熱帯の気候に属し、半端じゃなく蒸し暑い夏が長く続くのが特徴。このエリアに東京より密度が高い人口が住んでいます。
1997年の返還後も以前とは変わらぬ暮らしが続いていますが、英字新聞や英語の公共放送もそのままあり、西洋文化と東洋文化が混在。でも、最近は急速に中国化が進んでいるようです。
さて、そんな香港に住むことになったら、住まいはどうしたらいいでしょうか?
部屋を探すには?
会社からの転勤で香港に住む場合、たいていは会社が住まいを手配してくれたり、前任者が住んでいた部屋にそのまま住むことになるでしょう。でも、中には自分で部屋を探さなければ行けないケースもあります。
住みたいエリアや予算をだいたい決めたら、まず現地の日系の不動産会社を訪れてみましょう。語学が堪能で自信がある人が現地の不動産会社にアプローチしてもいいのですが、やはり日本語で・・・という方には日系不動産会社がオススメ。
そのほか、新聞や情報誌をこまめにチェックしましょう。ちなみに、『ab.CHINTAI/香港版』(エイビー・チンタイ発行)には、毎月約100件の情報が掲載されており、無料配布しています。現地の日系新聞(『香港ポスト』や『週刊香港』)にも、フラット(=日本のマンションに相当)の情報が掲載されていますので、要チェック!
<主な日系不動産会社>
・エイブル香港
・三宝不動産
・香港不動産サービスセンター
海外赴任者は高級マンションが多い
世界でも指折りの難易度だった「啓徳空港」。現在は移転している |
香港の住まいは、イギリスの名残を感じさせるレンガ造りの建物や、超高級なマンション、いまにも壊れそうな築古のものなど、実に多種多様ですが、日本人が住むのは一般的に高層マンションです。それも「超」がつくほど高いマンション!
かつて香港にあった「啓徳空港」は、世界でも有数の難易度の高い着陸技術を要する空港でしたが、それは建ち並ぶ超高層マンション群やすぐ目の前に迫る山際をぎりぎりのところでかすめながら着陸しなければならなかったからなのです。超高層ビルの多さは新宿新都心も目じゃないほど!30階、40階建てのマンション群がひしめき合うように並んでおり、それが香港の特徴なのです。
なぜこのように高層マンションが多いのかといえば、「土地が狭いから、上に高くするしかない!」から。こういう高層マンションは、香港の太古城や康怡花園(コーンヒル)に都市開発で建てられたもの。高級な超高層マンションには、住民専用のジムやサウナ、プール、テニスコート、パターゴルフなどの設備が充実!
日本と同様に、香港も一時期に比べて家賃相場が値下がりしているので、借りやすくなったとは言われていますが、それでもこのエリアの高層マンションはかなり家賃が高いので、予算や家族構成に併せて他のエリアの物件と比較検討してみましょう。
>>>香港の洗濯物は「釣竿」で干す?!