NYの街はエリアごとに「顔」が違う！？
アメリカの中でも特にさまざまな人種が集まり、刺激の多いニューヨーク。特に、マンハッタンエリアは低所得者が住み犯罪も多いエリアとして有名ですが、また超お金持ちが住む高級地区もあり地域によって全く別の顔を持つ魅力的な街です。なぜかそれぞれのエリアに人種別・職業別に固まって住んでいるのも、日本にはない風土かもしれません。
最近、「ハーレムでも住めますよ」とか「ブルックリンに安い部屋がありますよ」と言って部屋を貸す不動産屋もあるそうですが、やはり治安の悪さは日本人では想像できないもの。昼間はきらびやかな通りでも、夜になるとホールドアップやドラッグがはびこる、危険と隣り合わせ。何が起こっても誰のせいにもできない、すべて自分のせい、というNYのスタンスをしっかり自覚し、住むエリアを決める必要がありそうです。
家賃が高ければ治安がいいエリア、安ければ治安があまりよくないエリアであることは当たり前。「治安をお金で買う」国であることを忘れずに！
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| マンハッタンは東西約3km、南北約20kmの細長い島。碁盤の目のように道が通っているため、意外と分かりやすい。南北の通りをAvenue、東西の通りをStreetという |
＜マンハッタンエリア＞
狭い島に本当にたくさんの人が夢や希望に胸膨らませながらやってきます。そのせいか、常に物件は不足気味。しかも家賃は東京より高い！
●アッパー・イースト・サイド
「NY5番街」でも有名な、マンハッタンの最高級住宅街。治安が最もよく、ドアマン付きのコープやコンドミニアムが多い。でも、常に物件は不足。
●アッパー・ウエスト・サイド
高級マンションが多いエリア。とくにセントラルパークウエストには豪華なアパートが並び、芸能人を見かけるほど。治安は良いほう。
●ミッドタウン・イースト
日系企業や日系のレストラン、スーパー、本屋などのショップ、病院もあり、日本人の駐在員や留学生が多いエリア。通勤徒歩圏には、ドアマン付きの高級マンションが多く、入居には年収や家族構成など厳しい審査がある。
●ミッドタウン・ウエスト
8番街から西は危険地帯でしたが、今は治安が回復してきており、駐在員にも人気が出てきています。タイムズスクエアーやブロードウエイなどの観光とオフィスが集まり、ニューヨーク気分が味わえるエリア。
●イーストビレッジ
日本食材店、日系のスーパーなどがあり、学生に人気の街。賃貸アパートは古くて汚いものが多い。以前は治安が悪かったけど、公園が整備されたり空き地やビルを壊して新しいアパートが建てられており、最近が住宅地として注目を浴びている。（とはいえ、昔の名残で夜は危険！）
●グリニッジビレッジ
古くから芸術家が集まるエリアとして有名。古くからの街並みを残し、レストランやジャズカフェ、ブティックなどが建ち並んでいる。最近、人気が高まり物件不足と伴って家賃が高騰しているエリア。
●ハーレム
ここより北はあまり治安がよくないエリア。ハーレムといえば危険地帯の代名詞でもあったほど。でも最近は、125th St.を中心に再生計画が進んでおり、少しずつ家賃もアップしてきている。日本人では、ブラックミュージックやカルチャーに興味にある人が住んでいる。ただし、初心者にはあまりオススメしません。
・・・せっかくのNY滞在も、「危ないから」と家にこもりがちになったり、外へ出てもびくびくしてばかりでは楽しくありません。確かに危険はいっぱいありますから、それなりの対策は必要ですが、それ以上にきっと得るものも多いはず。賢い住まい選びをして、刺激的なNY生活を満喫してください！
＜関連サイト＞
・ニューヨークで暮らす
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