主に高齢者をターゲットにし、子供や孫を装ってお金に困っていると泣きながら電話をかけ、指定した架空口座にお金を振り込ませる「オレオレ詐欺」や「振り込め詐欺」。数年前からその詐欺手口は多様化し、最初は単独・少人数で行っていたものが最近では大規模・集団で詐欺が行われ、しかも何段階も複雑な過程を経るようになってしまっています。そのため、振り込め詐欺についての報道を耳にしていても、また新たな手口にひっかかってしまう被害者が後を絶ちません。今では、24分に1人が詐欺被害にあっているそうです。

賃貸でも「振り込め詐欺」がある


実は、賃貸でも振り込め詐欺の被害が起こっています。

ATM
ちょっと待って!その振込み、本当に大丈夫?
それは、「賃貸アパートの管理会社から『家主の事情で、これまでの銀行口座に振り込みができなくなりました。つきましては、こちらの新口座に振り込んでください』というハガキが届きました」など、管理会社や大家さんを装って入居者に振込口座が変更したと連絡して自分の口座に家賃を振り込ませる手口。場合によっては、詐欺団が用意している口座ではなく、現金書留で大家さん(または仮設の私書箱など)に送るように指示があることもあるようです。


直接ハガキが届くだけでなく、入居中の賃貸住宅に「口座変更のお知らせ」などがポスティングされているケースもあり、結果としては家賃をだまし取られてしまうのですが、そこまでの段階は実に様々。

詐欺集団もなかなか凝っていて、実際の管理会社や大家さんからの社判や角印、押印などがされており、いかにも本物に見えるよう、丁寧な文書が送られてくるようです。まったく知らない管理会社からハガキやお便りが届いたのなら、いかにも怪しいと疑いますが、本当に契約している管理会社や大家さんの名前だと信用してしまうことがあるかもしれません。

賃貸住宅は狙われやすい


賃貸住宅は、分譲住宅より比較的契約や手続きなどがシンプルなため、分譲よりも狙われやすい可能性があります。また、こういった詐欺らしいハガキが届いたとき、家族で住んでいればお互い話すことで冷静になり、だまされる可能性も低くなりますが、一人暮らしの場合にはだれにも相談せず、ハガキ内容を信用してつい振り込んでしまうことも起こりがち。
さらに、もっともらしく見えるように、「ご質問がある場合は、こちらまでご連絡ください。電話番号:0××—××・・・」など、丁寧に表記されていることも。本物の文書と思われるように、犯人もなかなか手の込んだ文書を送ってくるようです。

>>>詐欺に屈しない、騙されないためにはどうする?