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「分かっているフリ」は禁物!契約失敗談(3ページ目)

部屋を借りるときの大イベントである「契約」。不動産会社の人が流暢に説明してくれ、「分からないことありませんか?」と言われても、つい「はい、大丈夫です」と答えてしまいがち。そうならないためには?

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

「『ペット不可』とは知っていたけど、ウサギならいいんじゃないの?」


うさぎ
「ペット不可」の解釈の違いがトラブルを生む。何か生き物を飼う予定の場合は、確認しておくこと。内緒はダメ

<ケース2>
契約するときに、「ペット不可」とは知っていたけど、それって犬とか猫のことだと思い、うさぎを飼っていました。ところが、隣人から「鳴き声がうるさい!」と言われてトラブルに・・・。

<こうすればよかった>
契約書に「ペット不可」とだけ書いてある場合、そのペットが何なのか、という認識の違いから起きたトラブルケース。不動産会社側は、たとえ小動物でもペットはダメ、と思っていたけれど、入居者は「犬、猫以外ならいいと思っていた」という考えの相違も、きちんと契約書に盛り込んでおけば防げたトラブルのひとつです。もし、自分が飼おうと思っているペットが決まっていて、そのペットを飼っていいという承諾を得られた場合は、「ペット不可。但し小鳥、熱帯魚は可」など、例外を認めてもらえる具体的な動物名を書いてあれば問題にはならなかったわけです。



そのほか、契約によって未然に防げるトラブルはまだあります。特に、退去するときに問題となるのが原状回復費の負担については、最初の契約でどのようになっていたかが大きく関わってきます。次回、それをお届けしましょう。

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